比賣神社

砺波市柳瀬726(平成21年5月3日)

東経136度59分43.44秒、北緯36度38分14.06秒に鎮座。

 この神社は砺波市総合運動公園競技場の南西約820mに鎮座しています。入口の鳥居の前には「式社 比賣神社」と書かれた社号標が建っていて、大きな鎮守の杜の中に整然と社殿などが建っている神社です。

 主祭神:市杵島比賣命(比賣神社)、相殿:豊受大神(神明社)、金山毘古命(十社之社)、彦波狹武鵜葺木合命(田稲社)、久々理姫命(姫神社)
 由緒:永正3年(1507)越後の長尾能景が越中に入り増山及芹谷野に遊佐慶親の軍勢と戦った為に什器記録の類多く炎上散佚した。
 祝部黒田某神璽を奉持し小矢部川を越え子撫川の辺り宮島谷の里に奉遷し、天正年間(1580)本社に還御になったと。
 又正徳2年の頃(1712)まで庄川の東岸に鎮座せられたのを洪水のため川西の現在地に遷座になったが、祭神は届出・或は取調の度毎・式内比賣神社市杵島比賣命に変りはない。
 沿革:文政10年同境内鎮座十社之社を合祀。明治42年柳瀬一ノ輪鎮座神明社、企年柳瀬二階堂鎮座田稲社の二社を合祀した。明治44年柳瀬新明堂鎮座姫神社を合祀した。

 尚、「式内・比賣神社」の論社は下記の四社があります。
  比賣神社(田心比賣命、天照皇大神、伊邪那伎命)・富山県小矢部市宮中131
  比賣神社(市杵嶋姫命)・富山県砺波市柳瀬2238
  比賣神社(市杵嶋比賣命)・富山県砺波市下中条81
  比賣神社(下照比賣命)・富山県南砺市高宮482

社頭
社号標には「式社 比賣神社」と書かれています。
境内の様子
拝殿前、明治31年生まれの狛犬
丸々とした顔をして、頭部に鬣らしき物が見当たりません。下腹が出ていて今風に言うと「ややメタボ」な体格の、穏やかな狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治31年(1898)10月吉日建立)
拝殿
本殿覆い屋
本殿
忠魂碑 防人の碑
石碑