比賣神社

南砺市高宮4520(平成21年8月20日)

東経136度52分14.47秒、北緯36度32分16.36秒に鎮座。

【神社情報・ナッキーさんより】
 この社は小矢部川右岸近くに鎮座しています。

 御祭神:下照比賣命
 由緒:鎮座年月日は不詳であるが 延喜式内社(901)砺波七座の内の比賣神社と伝えられている。
 嘉禄2年(1226)僧空潮実記の縁起によれば七堂伽藍の大社として、雉真大明神及び法性寺と号した。その後、上杉謙信越中攻めの折殿宇すべて兵火にかかり灰燼となったが、土生の郷士小瀬信玄、名跡の荒廃するのを嘆き殿宇を建立し、自ら社僧となった。
 比賣神社及び雉真山法船寺として広く尊崇されたが、明治になって神佛混淆廃止により今日に至った。
 口伝によれば、当神社は雄神神社と雌雄一対で、雄神神社は雄神川(庄川)の山を出ずる口、すなわち庄村に、高宮の比賣神社は比賣川(小矢部川)の山の出口にあって、野に臨む所に鎮座されている。
白雉の故事
三代実録(901)に貞観18年(876)越中の国より白雉を献上とあり、雉真大明神の社号はこの故事か、あるいは古事記(712)天若彦の故事より名付けられたとも言われ、雉子は下照比賣命の使者とされている。
(「境内案内」より)

 尚、「式内・比賣神社」の論社は下記の四社があります。
  比賣神社(田心比賣命、天照皇大神、伊邪那伎命)・富山県小矢部市宮中131
  比賣神社(市杵嶋姫命)・富山県砺波市柳瀬2238
  比賣神社(市杵嶋比賣命)・富山県砺波市下中条81
  比賣神社(下照比賣命)・富山県南砺市高宮482

社頭
入口に立つ明神鳥居 鳥居に架かる社額
境内の様子
拝殿前にいる滋賀タイプの狛犬
阿は口中に玉を含み、吽は足の下に模様の入った玉を踏みつけています。
社殿
参道脇に聳える御神木の巨杉二本