小豆島五社八幡宮

小豆島五社八幡宮とは、応神天皇小豆島行幸の行在所に鎮座する五社の八幡宮で次の五社であります。

神社名 住所
伊喜末八幡神社 土庄町伊喜末1836
富丘八幡神社 土庄町渕崎2421
亀山八幡宮 小豆島町池田1618-3
内海八幡神社 小豆島町馬木42
葺田八幡神社 小豆島町福田

由緒
『日本書紀』によると応神天皇は即位22年9月に、行幸の旅に出た。淡路島を経て小豆島に上陸した。『日本書紀』には具体的記述はないが、小豆島には次のような伝説がある。応神天皇が最初に上陸したのは吉備ケ崎で、付近で休息した(伊喜末八幡神社)。同地より再び乗船し、沿岸を周って双子浦の潮土山(富丘山)の麓に停泊して上陸した(富丘八幡神社)。景勝地であったのでこの場で宿泊した。宿泊した場所に柏の木を植えた(宝生院の真柏)。翌朝、陸路、池田の里に向かい、途中の八幡山にて島玉神を祀った(島玉神。孔雀園跡地)。生田の森から乗船した(亀山八幡神社)。三都半島を超えて、内海水木の御荷ケ崎(鬼ケ崎)に着船した。そこから北へ向かい、奇勝といわれる神懸山(寒霞渓)に登山。そこで狩猟した。下山して馬目木台(宮山、亀甲山)に至る。再び狩猟してここに宿泊した(内海八幡神社)。翌朝、旭峠を超えて、橘港より乗船。吉備に向かおうとするが、風波のため、福田港に寄港した。突然のことだったので、田中に丸木と刈穂による行宮を建てた(福田八幡神社)。以上、主に『香川県史蹟名勝天然記念物調査報告 第3巻』に依った。
五社の八幡宮は、いずれも926年(延長4年)の創建とされる。7月23日、八幡神より託宣がくだり、創建された。最初に創建されたのは富丘八幡宮で、石清水八幡宮より分霊を迎えて、9月に鎮座したという。ほかの八幡神社は次いで創建された。ただし、内海では内海八幡神社の創建以前から馬目木台(宮山、亀甲山)の山頂に応神天皇を祀ってきたとされ、内海八幡神社元宮が祀られている。富丘、亀山、内海、葺田の四社はいずれも郷社で、伊喜末のみ村社であった。亀山八幡神社の境内には護国神社がある。先述の内海八幡神社元宮境内には招魂社がある。葺田八幡神社には磐座がある。
ウィキペディア より。