高志神社

神埼市千代田町下板1229(平成23年8月4日)

東経130度23分22.44秒、北緯33度16分42.93秒に鎮座。

 この神社は神崎駅の南南東約4kmに鎮座しています。一の鳥居から北に約50mで境内入口があり、神橋と神門が建立されています。境内に入るとすぐ右手に神楽殿が配され、高志神社遺跡碑と案内、佐賀県重要無形文化財・高志狂言碑と案内が立っています。「高志狂言」というのは説明文によると「高志狂言の成立については明らかでないが、高志部落の人々が約二百年にわたって受け継いできた芸能である。明治初期にとだえたといわれる鷺流狂言の「半銭」を伝える価値の高い民俗芸能であり、狂言史研究の上からも注目すべきものである。特に高志狂言は専門の狂言師によらず部落民全体でこの芸能を保持し、伝承の純粋性を示している素朴な芸能集団であることに大きな意義を見出すことができる。」そうで、とても貴重な伝統芸能のようで、大変なこともあるのでしょうが、これからも末永く守っていただきたいな〜と思いました。
 境内中央奥には、文化12年生まれの狛犬が護る唐破風付き入母屋造りの拝殿が建立されて居ますが、目貫には珍しく力士さんが見られます。本殿は流造の立派な造りをしています。

 御祭神:須佐之男命
 祭礼日:4月12日・春祭、10月12日・秋祭 (高志狂言奉納)
 境内社:数社
 由緒:この社と櫛田宮白角折神社(旧仁比山村朝日)とは三所一体の神社で、永仁6年(1298)の文書にすでに記載のある古社です。
 「櫛田宮略記」には「平安時代。今の神埼市から三養基郡みやき町あたりまでは皇室領の三千町歩もある荘園で「神埼御荘」と尊称されていた。その荘園の総鎮守が櫛田宮であり、南北各一里の地に鎮座する高志神社白角折神社とは三所一体の神社で「三宮一徳、三所明神」と称した。」と紹介されています。

参道入口
参道入口に立つ一の鳥居 鳥居に掛かる額
参道の様子
社頭
境内入口
神橋
神門
高志神社遺跡碑と案内

佐賀県重要無形文化財
高志狂言碑
神楽殿
参道・境内の様子
庭園 岡貞行之碑等
拝殿前、文化12年生まれの狛犬
文化12年(1815)建立の狛犬ですが、顔つき・姿勢・尾の形状など、1700年代後半の狛犬の特徴が見られます。阿は口中に玉を含み、ニホンザルのような顔をしています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化12年(1815)建立)
拝殿
拝殿目貫上では力士さんが踏ん張っていました。
弊殿
本殿
境内社 七福和楽
末社 境内社?
ご神木