白鳥神社

富山市八尾町三田1894(平成21年8月18日)

東経137度7分1.59秒、北緯36度37分4.24秒に鎮座。

【神社情報・ナッキーさんより】
 この社は高山本線・千里駅の南西約2.5kmの山裾に鎮座しています。

 御祭神:日本武尊
 祭礼日:4月10日(獅子舞)
 由緒:この神社の創建年代等については不詳であるが、延喜式に記載された式内社とされ、社格は旧郷社。富山市寺町にも白鳥神社(社格は旧村社)があり、この神社と関係があると伝えられる。
 白鳥神社は日本全国に散見しますが、白鳥伝承は「記紀」に垂仁朝の品遅別王の鵠(白鳥)の伝承として記載があり、「古事記」には仲哀朝の白鳥献上伝承が記載されています。
 垂仁天皇の皇子で、成人しても言葉を発しなかった品遅別皇子が、空高く飛ぶ白鳥をみて片言を発したので、天皇は鳥取部造の祖に命じてこれを追跡させましたが、鳥取部は白鳥を追って諸国を廻ったあげく、高志の国の和那美の水門でようやく捕えたといいます。
  白鳥献上伝説では、日本武尊が東国遠征の帰途に薨じ、その霊魂が白鳥となって飛び去ったとされ、その遺児仲哀天皇が父を慕い諸国に武尊縁の白鳥を探させたところ、越国から白鳥四隻が献上されたといわれています。
  この仲哀朝の白鳥献上伝承が越中国婦負郡の白鳥神社の起源と伝えられています。
(「フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」より)

 尚、式内社越中國婦負郡・白鳥神社の論社は3社あります。
 富山市寺町・白鳥神社、富山市八尾町三田・白鳥神社、富山市婦中町友坂・熊野神社

神社遠景
社頭 社号標と台輪鳥居
石段参道の様子
境内入口にいる狛犬
阿は宝珠を、吽は角を付けています。奥目で眉が迫っている所為でしょうか?特に吽は知的な顔つきをしており、補強のためか前後の足先が付いています。女性的な優しい感じの狛犬で、私は好きになりました。
拝殿
本殿鞘堂
銅葺き流造りの本殿
境内入口から神社前方を振り返る