道神社

氷見市中田1449 (平成21年8月16日)

東経137度01分38.34秒、北緯36度56分22.07秒に鎮座。

【神社情報・ナッキーさんより】
この神社は、能登半島の東の付け根、氷見市の北方に鎮座しています。

式内・道神社の論社で御祭神は猿田彦神ですが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく由緒は不明です。
尚、延喜式内 越中国射水郡 道神社の論社は以下の3社となっています。
 道神社・射水市作道 1846
 道神社・高岡市五十里 3721
 道神社・氷見市中田 1443

富山県指定有形文化財(建造物) 道神社拝殿 附棟札二枚
この建物は、元は石動山天平寺の開山堂として、享和元年(1801)に建立された。大工棟梁は、建仁寺流の藤原庄左衛門恭富の門人、射水郡大窪村の藤岡弥右衛門富綱である。
明治維新により、石動山が寺領の没収や七ヶ国知識米勧請の停止など、一山の経営ができなくなったため、諸堂を売却した際、中田村が道神社の拝殿として買い受けたものである。
形式は宝形造(ほうぎょうづくり)、屋根は柿葺で、軒下は二軒扇垂木、三手先、詰組、尾垂木、蛇腹支輪で装飾する。軒出が、3.18mと深い。正面の桟唐戸は、中央間には梅の透かし彫り、両端間には牡丹の彫刻を配している。
平成12・13年度に瓦葺を柿葺に復元するなどの大規模修理を行い創建当時の姿によみがえった。
なお、享和元年(1801)に建立した際の棟札と、明治10年(1877)に現在地に再建したことを記す木羽板が附指定となっている。
富山県教育委員会  氷見市教育委員会
(境内案内板より)

社号標 神社入口 明神鳥居
手水舎 御神馬像
境内入口

境内入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(大正3年(1914)9月建立)

県指定有形文化財・拝殿

拝殿に架かる額と精緻な彫刻

本殿覆屋

本殿正面

本殿前の神殿狛犬

元は天平寺開山堂の
境内にあった宝筐印塔(部分)
開山堂を貰い受けるときに
一緒に譲り受けた湯立釜