中尾神社

多久市北多久町多久原2750(平成23年11月2日)

東経130度7分4.05秒、北緯33度17分15.8秒に鎮座。

 この神社は203号線・多久原北信号の西に鎮座していますが、参道の入口はそこから南に約100mの旧道側にあります。203号線が通った所為で参道が分断されたのでしょう。
 境内入口には「八坂神社」の額が掛かった肥前鳥居が建立され、広い境内の左には私達は「舞台」と呼んでいますが、佐賀の方は「御堂」と呼ぶ建物が配され、境内右側奥に境内社や末社が纏められています。中央には大正9年生まれの狛犬に護られた入母屋造りの拝殿、流造の本殿が建立されています。

 御祭神:素盞鳴尊
 祭礼日:7月14日
 境内社:天満神社、稲荷社
 由緒:多久邑主長門守茂矩公の時代北多久村番所より東多久村別府の間深林荒野にして通路困難時に兇賊の出没ありしを以て宿の必要を感じ正保3年(1646)12月木立原野を伐り拓きて宿を作り尚其の氏神として京都八坂神社の分霊を此処に勧請せり
 明治6年村社に列す
 明治40年10月神殿社殿改築
 昭和40年10月神殿社殿修築

神社の100m南にある参道入口
参道入口に立つ一の明神鳥居 鳥居に掛かる額「八坂神社」
参道の様子
社頭
203号線の北に神社は鎮座しています。
神社入り口に立つ二の肥前鳥居 鳥居に掛かる額「八坂神社」
境内の様子
拝殿前、大正9年生まれの狛犬
やや上向きで、思わず「何を見てるの〜?」と尋ねたくなる狛犬です。吽は小さな玉に足をかけています。滑らかな体表で、どっしりとした落ち着きを感じます。同じ石工さんの作品は高野神社にもあります。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・西野鶴松 大正9年(1920)3月建立)
拝殿
拝殿内の様子
本殿
御堂?舞台?
境内右側奥に纏められた境内社、末社
石仏 石仏
社殿 石仏
石仏 五社神社
石仏 南無阿弥陀仏
大黒像 天照太神宮
石祠 天満宮
石碑 石仏と「祇園宮」額
「中尾神社」額
本来ならば、この社には拝殿前の狛犬の他に、下記の肥前狛犬がいるのですが、只今、多久市郷土資料館にて「多久の肥前狛犬展」開催中につき、出張中でした。
「多久の肥前狛犬展」はこちら