八幡神社中宮

小城市牛津町下砥川(平成23年8月7日)

東経130度10分58.78秒、北緯33度13分31.56秒に鎮座。

 この神社は妙蓮寺北に隣接して鎮座しています。
 私達は34号線から道路に沿うように作られた坂道の参道から参拝しましたが、北東の住宅地からの参道が本来の参道のようです。
 入口には「八幡宮」と彫られた額が掛かる肥前鳥居が立ち、こんもりとした木々の中の参道を行くと、広々と明るい境内に出ます。境内は整然と整えられ、その奥に巨大な肥前狛犬が護る開放的な拝殿、本殿の鞘堂が建立されています。更に境内左に、石碑や随神さん、先代狛犬が纏めて置かれていますが、殆どがかなり破壊された状態でした。一体何があったのでしょう?

 この社は千葉氏が鎌倉八幡宮の分霊を奉じたことが由来とされる牛津町の三所八幡宮の中宮ですが、境内に案内がなく勧請年月・縁起・沿革等については不明です。

社頭
入口に立つ肥前鳥居 鳥居に掛かる額「八幡宮」
参道の様子
境内の様子
拝殿前、巨大な肥前狛犬
阿吽の位置が反対で、体高が80cmも有る大きな肥前です。肥前としては後期の作品でしょうが、口内やお腹の下の刳り抜きは有りません。鬣や尾の造りは近代的な装飾性に富んでいます。私達が今までに見てきた中では、福岡県糸島市・熊野神社八幡宮に継ぐ大きさです。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
拝殿内の様子 拝殿内に掛かる
社殿再建寄付者名簿
本殿鞘堂
石祠と石仏 御神馬像
境内に纏められた先代さん達
他のサイトの方の写真では、この狛犬、以前は本殿縁に居ました。その本殿は現在は鞘堂内に納められているようです。こんな無残な姿になるなんて、一体この子達の身に何が起こったのでしょうか?
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿前から入口を振り返る