多賀神社

仙台市太白区富沢3-11-1(平成22年6月3日)

東経140度51分48.52秒、北緯38度12分53.66秒に鎮座。

【狛犬情報・かぐらさんから戴きました】
 この神社は西多賀小学校の南に鎮座しています。

 ここには入り口にしょうわ狛犬、神殿前に・・これは「はじめ狛犬」というのでしょうか?素朴でちょっと石が崩れているところもありましたが・・・がいました。素朴でかわいらしい外見と、苔むしたところがなんともいえず味わいのある狛犬さんでした。

 御祭神:伊弉諾尊、伊弉冉尊、配祀:天之兒屋根命、高龗神
 由緒:延喜式内社。
 第十二代景行天皇40年(111)に日本武尊東夷追討の折、この地に勧請された。次いで第二十一代雄略天皇2年(457)に圭田五十八束を賜り御祭式を行われたと伝えられる。
 その後、この地方の守護神として領主様や武将の崇敬が厚く祭祀された。第七十代後冷泉天皇の御代(凡よそ900年前)鎮守府将軍源義家征東の際に名取川を渡って本社に参拝し、武運長久を祈り自筆の物を奉られた。享保(270年前)の頃に仮宮を建ててあったが大破し、徳川時代に伊達政宗(第十七代)が仙台に居城を構えられてより、世々藩主の尊崇も厚く、第二十二代藩主重村公(凡よそ250年前)の御寄進により、安永乙未年(1775)に社殿造営の御普請が行われた。又、角田城主石川宗光公より神號「多賀神社伊弉諾尊」の献上もあり、奥方様や代参の侍女の参詣で賑いました。
 明治5年4月に村社に列し、同42年11月に大野田に鎮まり坐す春日神社(天児屋命)と寶龍社(高龗命)を合祀した。
(「境内案内板」より)

 ロマンと歴史が漂う、仙台最古の神社
 富沢地区にある多賀神社は、仙台で最も古い神社で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷追討をするときに勧請されたと伝えられています。仙台藩歴代藩主が篤く尊び、古くから延命の神「お多賀様」として親しまれてきました。
 境内には、市の保存樹木に指定されているシラカシの大木や、サクラなどが植えられており、サクラの咲く季節になると静寂なたたずまいの中に華やいだ雰囲気を演出してくれます。
(「仙台市公式サイト」より)

建立年代不明の狛犬
阿は普通の蹲踞、吽は頭頂部に宝珠を付け、片前脚を招き猫状態で上げています。この型は仙台市太白区西中田・中田神社や名取市・清 水峯神社等にも見られます。結構摩耗が激しく顔の表情などは良く分かりませんが、愛嬌のある可愛い子達ですね。
境内社:稲荷社のお狐軍団