仙台市太白区西中田1-20-12(平成19年7月21日)
この神社はJR東北本線・南仙台駅の西約150mに鎮座しています。朱の鳥居、朱の玉垣の色彩感に溢れた入口から境内にはいると、これまた綺麗に整備されており、背後の鎮守の杜に溶け込むように社殿が建っています。狛犬も2対居ますが、どちらも個性的で楽しめます。
御祭神:伊賀津智命(旧柳生 雷神社)、天照皇大神、豊受姫大神(旧中田町
神明社)、素盞鳴命(旧袋原 八坂神社)、天照皇大神(旧四郎丸 神明社)、名取老女命(旧前田
老女宮)、熊野加夫呂杵櫛御食野命(旧前田 熊野神社)
例祭日:1月1日・歳旦祭、1月14日・どんと祭、4月29日・例大祭、10月下旬〜11月中旬・七五三祝祭、12月上旬・新穀感謝祭
由緒:高倉天皇の承安元年(1171)気候が不順で五穀が稔らず庶民が困っているのを陸奥守・藤原秀衡が大いに憂い、山城国・加茂大神の分霊を名取川の河上清水峠に勧請し、雷神社と称して五穀豊穣を祈願したところ、霊験あらたかに豊作が続きましたが、その後、文治4年(1188)の夏、大洪水によって社は名取川を流され、柳生の里に流れ着き、里人はこれを産土神と崇め奉りました。
その後、明治5年5月村社に列せられ、同40年3月幣帛供神社の指定を受けましたが、明治22年4月の町村制発布により地区4ヶ村、旧前田村・旧柳生村・旧四郎丸村・旧袋原村が合併し中田村となったのにともない、旧各村に各々村社として鎮座していた神社を合祀することとなり、明治42年3月宮城県に神社合祀の申請許可を得て、旧柳生村村社 雷神社に、旧前田村村社・神明社、旧四郎丸村村社・神明社、旧袋原村村社・八坂神社を、更に旧前田村の無格社・老女宮、熊野神社を合祀し、中田村神社と称号して鎮座しましたが、柳生は村の西側に位置し、東にある袋原・四郎丸の村民氏子の参拝に不便をきたす事から、再度宮城県に神社遷座の申請許可を得て、明治43年5月8日現在地に遷座し、当地区産土神として鎮座しました。
その後、平成9年3月に神社本庁並びに宮城県の認証を経て「中田神社」と改称し今日に至っています。(中田神社公式HPより)
神社入口 | 境内の様子 |
拝殿 | 本殿 |
社殿右側に祀られる碑群入口 |
左から、?、山神、金刀比羅神社・天照皇大神宮・厳島神社、 大神宮、春日大神・天照皇大神・八幡大神、馬櫪神 |
碑群入口に居る文政7甲申年(1824)生まれの仙台狛犬 阿には角があり、右前脚を胸に付けるように上げ、吽は右前脚を後ろ脚に付けるように引いています。小顔で太め、仙台市青葉区・大崎八幡宮の狛犬と良く似ています。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(文政7甲申年(1824)11月建立) |
神輿倉 | 神楽殿 |
神輿倉前にいる明治26年(1893)生まれの狛犬 長〜い垂れ耳、クレオパトラカットの典型的な人面顔で、頭上には同心円の外側に花びらのような模様が付けられています。小振りですが、個性的な面白い狛犬です。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(明治26年(1893)旧12月16日建立) |