天満宮

薩摩川内市青山町(平成22年1月7日)

東経130度17分39.25秒、北緯31度46分55.75秒に鎮座。

 この神社は313号線にある団地前バス停から100mほど西に入ると右側に鎮座しています。入口に木製鳥居が立ち、境内は道路より数メートル高く作られています。境内入口にも二の鳥居が建ち、そこから見晴らす境内はとても広々として見え、その奥の一段高くなっているところに小さく社殿が見えます。
 妻入りの拝殿内には朱に塗られた本殿が建立され、その前に「お手」をしているような狛犬が居ました。この狛犬はこの社へ来る前に参拝していた都町・都八幡神社青山町・松尾神社の狛犬とそっくりです。きっと同じ石工さんの手になる物なのでしょう。この小さな範囲でこんなに狛犬を見たのは鹿児島では初めてです。丹念に探せばこの地域には狛犬が居るのかも知れません。

 この社に案内は無く、御祭神は菅原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は不明です。

社頭
入口の木製鳥居 鳥居に架かる額
境内入口
境内の様子
拝殿
本殿
拝殿内にいる「お手」狛犬
この狛犬は都町・都八幡神社青山町・松尾神社の狛犬とそっくりで、私達は「狛犬三兄弟」と呼んでいます。こちらは縦置きの阿吽の置き方を普通にしたため、吽がそっぽを向いてしまいました。この狛犬の造りではこのまま横置きにするか、縦置きならば阿吽の位置を反対にすべきでしょう。特徴は上記の二社と殆ど同じですが、この狛犬が一番若々しく見え、私は末っ子さんと思っています。寄進者は「嶋田門 儀右衛門」とあり、お兄さん達とは違う方が寄進されたようです。
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