都八幡神社

薩摩川内市都町(平成22年1月7日)

東経130度17分54.17秒、北緯31度46分30.03秒に鎮座。

 この神社は木場茶屋駅の北西約1.8kmに鎮座しています。畑の中のこんもりとした森の入口に紅い鳥居が建ち、その森の中に真っ直ぐな参道が延びています。参道の突き当たりに開放的な拝殿が建ち、その中に本殿が建立されています。参拝後、暗い社殿内を見ると本殿脇や縁に何やら白い物が見えます。二対の神殿狛犬と大きな玉に乗った仏像でした。ここで二対もの狛犬と巡り会えるなんて大感激でした。又この狛犬達とそっくりな物が青山町・松尾神社青山町・天満宮にも奉納されています。

 御祭神:応神天皇、神功皇后、玉依姫、仁徳天皇、或は瓊々杵尊
 由緒:瓊々杵尊の寓居地として伝えられ、この地から神亀山に遷り給うたという。
 安政2年(1855)9月26日社殿重興。昭和34年6月5日神社本庁認証。

社頭
入口の明神鳥居 社号標
「村社八幡神社」
参道・境内の様子
拝殿
本殿
本殿脇にいるはじめ進化系の可愛い狛犬
縦置きで、阿の尾が取れています。は虫類のような寸胴体型で、のっぺりした顔に大きな鼻が盛り上がり、目や猫のような鬚が線書きで描かれています。鬣は短く、顎髭や臑毛は阿吽で異なる表現をとっています。癒し系の狛犬として、素朴な中にも独自の表現を取り入れた素敵な狛ちゃんで、今年初めての狛犬探しの旅としては大いなる収穫…と大感激、大満足。
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本殿縁にいる老成感のある狛犬
縦置き、阿吽の位置が反対です。眉毛が太く大きく、頭頂部に鬣がない入道頭のため、古老の武士のように見える狛犬で、背骨が弧を描いて力強い姿は、薩摩狛犬の特徴でしょう。前脚は太く逞しく臑毛を長く伸ばし、片足を石の上に乗せています。寄進者が「假屋門 長市」とあり江戸時代の製作と思われます。
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御神木