本宮・境内

 海抜は251mに位置する広い境内には、右から神饌殿、本宮拝殿・本殿、直所、南渡殿で繋がっている三穂津姫社、南渡殿奥に睦魂神社、神庫・神輿庫、三穂津姫社の向かい側に、厳島神社、三穂津姫社南側に絵馬殿、境内の反対側には神楽殿、御炊舎、神札授与所等が建立されています。どの社殿も目を見張るような檜皮葺きの屋根を持つ荘厳華麗な建物です。
 以前参拝したときには若かった所為もあり、又、神社に対する興味も通り一遍のものでしかなかったので、只々登りの辛さを覚えているだけで、これほどの社殿の造りや神域の清々しさに心打たれた…という記憶はありません。狛犬を探しながらの神社の参拝ですが、続けてきて良かった…としみじみ思いました。

入母屋造檜皮葺の神饌殿
祭典や毎朝夕に神前に献ずる神饌を調進する所です。神饌殿と本宮拝殿は北渡殿で繋がっています。
本宮拝殿
明治11年に改築された檜皮葺き大社関棟造の社殿で、全て檜材で造られています。
拝殿内の様子
拝殿内にいる建立年代不明の精悍な神殿狛犬
拝殿の御簾の中に隠れるように置かれた小さな神殿狛犬
本宮本殿
明治11年に改築された檜皮葺き大社関棟造の社殿で、南垣越しに本宮の南側壁板の蒔絵を見ることができます。(手前の建物は直所です)
直所
本宮詰員の控所です。
境内社:睦魂神社入口
境内社:睦魂神社
睦魂神社を護る明和2年生まれのブロンズ狛犬
約250年も経っているとは思えない程保存状態が良く、又出来の良い狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明和2年(1765)8月吉日建立)
睦魂神社中門前を護る、小さな小さな狛犬です。
神輿庫 神庫
南渡殿

境内社:三穂津姫社
檜皮葺・大社関棟造の拝殿
三穂津姫社
檜皮葺・王子造の本殿
三穂津姫社を護っている昭和48年生まれのブロンズ狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和48年(1973)6月吉日建立)
三穂津姫社脇に建つ青銅製燈籠
燈籠の足元では狛犬が遊んでいます。
境内社:厳島神社
絵馬殿
御炊舎
朝夕神前に献する神饌を調理する所で、明治7年(1874)に建立された切妻造平入・瓦葺の建物です。
神楽殿
御神木:大楠
幹周・約4.7m、樹高・約25m

本宮境内から奥社・厳鬼神社まで
下向道
三穂津姫社の前から旭社までが専用下向道となっています。
境内社:大山祇神社
大山祇神社を護る建立年代不明の狛犬
なかなか面白そうな狛犬ですが、大山祇神社は石段の途中に祀られ、狛犬に近づけないので、こんな写真しか撮れません。
狛犬の拡大写真はこちらで
下向道途中に建つ龍の彫刻がある立派な燈籠
旭社が見えてきました。これで専用下向道も終わりです。再度旭社にお参りするのも良いでしょう。

神苑・御神事場・鞘橋など