羽黒神社

弘前市十腰内 (平成21年7月21日)

東経140度20分40.60秒、北緯40度44分34.78秒に鎮座。

この神社は、弘前市の北の外れ、十腰内に鎮座しております。大森の大石神社の北6km程の辺りで、ほぼ中間の巌鬼山神社と共に「長見孫太夫」の名前がこの神社の由緒にも登場します。ほぼ南北の直線で結ばれるこれ等の三神社を含む、大寺院が、嘗てこの十腰内にあったのでしょうか。

御祭神 宇迦之御魂神
例祭日 八月三日
由緒
元亀三年 (一五七二) 巌鬼山神社社司長見孫太夫勧請、寛文七年 (一六六七) 十腰内村丸岡治五兵衛が眼病になり信仰のおり、湧き水で洗眼したところ平癒(へいゆ)したことにより、元禄三年 (一六九〇) 同人によって再建されたとある。当神社は県道添の十腰内に鎮座するが、天文年間の「津軽郡中名字」に遠寺内(とうしない)とあり小高い山に水源を持つ場所にある神社であるが、薪ストーブが作られる前は、煙によって眼病が多く特にこの湧き水を洗うと眼が直ると言われていたが、今はトラホームも全くなく水道水の薬を気にする人達が、お茶用の水として汲んでる状況であり時代の移り変わりを感じられる。
青森県神社庁公式サイトより。

よもとせに さかえし羽黒の 永遠につきぬ岩清水
十腰内羽黒神社由来
 今から約四百年前十腰内村、時の庄屋左藤甚左衛門が出羽三山羽黒神社に参詣したところ、社の神水が北に流れているのを見て、十腰内のしずこ(泉)も北向きに流れて、目などを洗うと、良くなるので、これはきっと神より村に授かりし神の水と思い、村に帰り早速、庵を築き、十腰内羽黒神社として神を祀り、現在に至っているのであります。
巌鬼山神社宮司故長見恒安氏の教示、成田平吉
境内由緒書より。原文はこちら。

神社入り口。右手の水舎が「十腰内のしずこ」かと思われます。

参道

社殿

内部

羽黒山神社 羽黒龍神碑