安久津八幡宮

東置賜郡高畠町安久津(平成17年10月8日)

この神社は米沢南陽道路・南陽高畠IC信号を右折。国道113号線で東に約5.5km、まほろばの里歴史公園を過ぎると、左手に優雅な三重塔が見え、その奥に鎮座しています。社伝によれば貞観2年(860)年、慈覚大師が豪族安久津磐三郎の協力を得て、阿弥陀堂と金蔵院を建てたのが創建とされています。その後康平年間(1058)に、源義家が出羽の安部氏追討の際、戦勝祈願の為鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の分霊を勧請し、八幡神を祀りました。以来武神を祭る八幡宮と神宮寺、金蔵院など十二坊を含む神仏混交の聖地として大江長井氏、伊達氏等の尊崇を受けてきました。石畳の参道をゆくと左手に「三重の塔」、その奥に舞楽殿、さらに奥に拝殿、本殿があります。境内には流鏑馬的場跡があり、裏山一帯は安久津古墳群十数基が点在するまほろばの里歴史公園となっていて、歴史をしのぶ縁となります。現在残る三間社流れ造りの社殿は、宝暦5年(1755)上杉重定によって再建されたものですが、丁度屋根の葺き替え中で、全容を拝す事は出来ませんでした。県の有形文化財として指定されている、置賜地方唯一の三重の塔では、毎年5月3日にその年の五穀豊穣を祝って、巫女8人による「倭舞」が奉納されます。

(宮内石工・高橋 利四郎 社中石工・小梁 豊次 両人作  明治25年8月建立)

狛犬の拡大写真はこちらで

遙か500mも手前の道路上に建っている一の大鳥居

県の有形文化財指定、置賜地方唯一の三重の塔。寛永2年(1625)創建、寛政2年(1790)、烈風により倒壊、同9年に伊達郡鳥取村山口右源次を棟梁とし再建。道路からもよく見え、背景の杜と相まって、とても趣がある風情を醸し出しています。

神社入り口

社号標

入り口鳥居脇に置いてある、じじばばの石

室町末期の舞楽殿。春には田植え祭が、秋には延年が奉納されます。

自然石からご神水が出ている手水舎

境内の様子、
もうすぐ拝殿に行き着きます。

一説には“猫”ではないかといわれているはじめタイプの狛犬。制作年代は分かりません。縦置きできちんと阿吽しています。身体に装飾が無く、胴長で尻尾もやけに長い子です。阿はウインクをしているようにも見えます。穏やかな顔つき、円やかな体つきの狛犬です。

茅葺きの重厚な拝殿

唯今屋根の葺き替え中、本殿

拝殿前の縦置き、阿吽が反対位置の玉取、構えの狛犬。階段の両脇にピタッと付けられているので非常に見にくかった子です。二人の石工さんが職人の意地を賭けて彫ったのでしょう。個性的なできあがりとなりました。

背後の高い位置から見た社殿の様子

拝殿前から見た境内の様子

境内社・耳の神様

境内社・厳島神社

山中神明宰碑。江戸時代の飢饉の折り、当地代官の山中太郎右衛門が村民の窮状を見かね、米蔵を開きお布施米を施した事を忘れじと、この碑を造ったと云うことです。悪代官のイメージが少し良くなったような・・・。

子安地蔵尊入り口

子安地蔵尊社殿

境内社・岩駒稲荷神社入り口

稲荷の鳥居

境内社・岩駒稲荷神社拝殿

社殿前、一体だけのお狐様

社殿内にはお揃いで玉取のお狐様がいらっしゃいました

境内社・岩駒稲荷神社本殿

旗立岩と石の祠

見事な枝振りの赤松

入り口すぐ脇の池