一説には“猫”ではないかといわれているはじめタイプの狛犬。制作年代は分かりません。縦置きできちんと阿吽しています。身体に装飾が無く、胴長で尻尾もやけに長い子です。阿はウインクをしているようにも見えます。穏やかな顔つき、円やかな体つきの狛犬です。

拝殿前の縦置き、阿吽が反対位置の玉取、構えの狛犬。階段の両脇にピタッと付けられているので非常に見にくかった子です。二人の石工さんが職人の意地を賭けて彫ったのでしょう。個性的なできあがりとなりました。