御坊市熊野(平成18年3月27日)
この神社は、阪和自動車道・御坊南ICの西300mに鎮座しています。
御祭神は伊弉諾神、伊弉册神、大日靈女神です。熊野と書き、「いや」と読ませる不思議な神社ですが、「いや神社」というと出雲の古社、揖夜神社が思い出されます。ここにも「朝鮮半島から出雲東部に渡来した有馬氏がスサノオ信仰を持ち、これを紀伊に伝えた。」という伝承があり、由緒書きに、往古出雲民族が紀伊に植民する際にその祖神の分霊を出雲の熊野より紀伊の新熊野に勧請する途中、「当社に熊野神が一時留まりませる」ということが当神社の由緒になっている、とあり、もしかしたら本当に関係があるのかもしれません。
又徳川8代将軍が疱瘡に罹った折、その預言をし、回復に寄与したことから、歴代藩主に篤く遇されたようです。
神社入口 | 境内入口 |
拝殿 | 本殿 |
大正15年生まれの狛犬。しょうわも紀州では雰囲気が変わります。 | |
(大正15年3月建立) | |
境内社2社 | |