多久比禮志(たくひれし)神社

富山市塩690(平成21年8月18日)

東経137度11分38.18秒、北緯36度35分36.2秒に鎮座。

【神社情報・ナッキーさんより】
 この社は神通川右岸、69号線に面して鎮座しています。

 御祭神:彦火火出見命、豊玉比売命、塩土老翁命
 祭礼日:1月1日・元旦歳、1月3日・新春献書祭、2月22日・鎮火祭・祈念祭、4月12日・春季例大祭、6月最終日曜日・夏越の大祓、11月〜・七五三参り、11月第3土曜日・神宮大麻頒布始祭、11月23日・秋季例大祭、12月30日・年末の大祓、毎月1日・15日
 由緒:西暦672年4月12日に、林宿禰弥鹿伎(はやしのすくねみろき)という人が部下を率いて神通川を船で上流へ向かって進んでいたところ、たまたま白髪の老人が現れ、一同に語って申すには
 「向うの川辺の松の木の際に泉がある。水は塩味を帯びているから、きっと塩がとれる。塩は貴重だから貴方達もこの地方の人達も大きな恩恵をうけるであろう。早く行って探しなさい。」
と、云い終ると、すっと光を放って姿が見えなくなった。この言葉通りに進むことしばし、緑に囲まれた泉があり、清水は湧き出て地上に溢れています。一同木を伐って薪を作り、泉の水を煮つめ、やがて最上の白色結晶の塩をとることが出来ました。
 あの白髪の老翁こそ国魂神であろう。ひとえにわれらに塩を授け給い、この地方を拓けとの託宣であり神授であろう。と感激し、神殿高楼を造営し、老翁を神と崇め祭って末長く奉仕することになりました。又塩の地名もここから起ったものです。
(「多久比禮志神社公式サイト」より)

 尚、式内・多久比禮志神社は論社が以下に記した3社あります。
  富山市塩・多久比禮志神社
  富山市呉羽町小竹・姉倉比賣神社
  富山市五福・呉服神社

社頭
入口に立つ台輪鳥居 社号標
「延喜式内郷社
多久比禮志神社」
参道・境内の様子
御神馬像 手水舎
にこやかで穏やかな狛犬
社殿
社殿内の様子
本殿正面
本殿縁にいる木製神殿狛犬
(上記写真を切り取ったため、粗い写りでごめんなさい。)