速川神社

高岡市波岡94(平成21年5月4日)

東経136度59分36.51秒、北緯36度45分2.63秒に鎮座。

 この神社は波岡公民館南に鎮座しています。公民館前の広場はゲートボール場になっていてこの日も朝早くから地域の方々が集い、ゲートボールに熱中していらっしゃいました。
 社号標を右に見ながら参道を進むと境内入口に台輪鳥居が建ち、参道途中の大正5年建立の狛犬を見てから正面奥の拝殿で参拝をすませます。拝殿目貫には龍、木鼻には狛犬と象が彫刻され、本殿は覆われて見ることが出来ません。境内には「火巴社趾」という石碑も立っていました。

 御祭神:国常立尊、天照皇大神、建御名方命
 祭礼日:春季祭礼・4月8日に近い日曜日(獅子舞)、秋季祭礼・10月10日(神輿祭り)
 由緒:養老元年(717)の勧請といわれています。
 旧村社で、越中國射水郡 速川神社の論社となっています。式内速川神社の論社はこの社の他に二社有ります。一社は早川八幡社(高岡市早川924)、もう一社は速川神社(氷見市早借880)です。
 他の二社の御祭神は瀬織津姫神ですが、この社は明治期に御祭神の差し替えが行われ、現在は国常立尊となっています。けれど氏子さん達は現在までずっと「瀬織津姫さんを自分たちの神様だと信じている」そうです。

社頭
入口の台輪鳥居 社号標
境内の様子
参道途中にいる大正5年生まれの狛犬
この地域に多い造りの狛犬で、耳を頭の後ろに流し、吊り目の威厳のある顔つきです。尾がとても立派で、全体的に均整のとれた、丁寧な造りの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正5年(1916)9月建立)
拝殿
拝殿目貫彫刻・龍
拝殿木鼻・狛犬と象
本殿正面と覆い屋
火巴社趾