三津神社

鳥取市三津1068 (平成21年7月31日)

東経134度8分16.86秒、北緯35度30分32.7秒に鎮座。

この神社は湖山池の西、190号線に入口があります。
神社は小高い丘の中腹にあり、参道は人家の間の狭い路地を分け入るように造られ、赤い屋根の手水舎が見えると現在の神社の社地となるようです。
鳥居の後ろには安政6年の一基だけの燈籠が奉納されていますが、この燈籠は可愛い狛犬に支えられています。
石段を登り切った境内には、出雲丹後狛犬がおり、妻入りの拝殿は元お堂のような造りで、その後ろには小振りながらも良い造りの木鼻が取り付けられた流造りの本殿が建立されていました。

この社に案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
例祭日は4月29日で、この地域独特の麒麟獅子舞が奉納されているようです。麒麟獅子舞いは因幡地方に多く見られる獅子舞いで、今からおよそ350年前、鳥取の初代藩主・池田光仲公により興されたとされます。詳しくはサイト「麒麟の王国」にてどうぞ。

社号標の建つ参道入口
参道は人家の間の狭い路地を入っていきます。 五段の石段上に赤い屋根の手水舎が見えます。
手水舎から90度右に曲がると明神鳥居が建ち、
鬱蒼とした木々の中に石段の参道が続きます。
一基だけの燈籠
安政6年(1859)3月8日建立
燈籠・狛犬の拡大写真はこちらで
石段参道の様子 境内入口
境内には昭和48年生まれの出雲丹後狛犬が居ますが、もう体に苔を生やし、貫禄充分な姿となっています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和48年(1973)9月吉日建立)
拝殿
流造りの本殿
本殿の木鼻・狛犬と象?獏?
末社
社号標の建つ参道入口の前面は湖山池
未だ夜も明けきれぬ中、波静かな湖山池に、津生島が幽玄な姿を現しています。