茂宇気(もうけ)神社

鳥取市鹿野町河内4410 (平成26年7月18日)

東経134度01分02.70秒、北緯35度25分24.26秒に鎮座。

この神社は、JR山陰本線・青谷駅の南12km程の辺り、21号線より更に入った山中に鎮座しております。金運アップのパワースポットとして知られているようですが、その期待を裏切る静寂な神韻を感じさせる神社です。

御祭神 天照大御神・大山祇神・倉稲魂命

由緒
勧請年月は定かではありませんが、明応年中(1492〜1501)の棟札が存在しております。
古くから河内村中の氏神として鎮座し妙見大権現と称し、寛文7年(1667)に藩主池田家より社領6斗を寄進されました。
祭神は埴山姫命でしたが、元禄15年(1702)村民により天照大御神を勧請合祭し、妙見茂宇気宮と改称して祭ってきました。明治元年(1868)の神社改革の際、埴山姫命を昇神して祭神は天照大御神となりましたが、山ノ神と称した摂社の大山祇命、末社稲荷大明神と称した倉稲魂命を併せ祭って茂宇気神社と称しました。
明治5年(1872)村社とされ、大正9年(1920)村民の努力によって社格に応じた設備などを整えたことにより、神饌幣帛料供進神社に指定されました。
鹿野町観光協会

字が違うのですが、千葉県鴨川市庤(もうけ)神社があります。「庤」この見慣れない字は「かんだち」、「かむだち」と読み
1 社殿の近くに設けて、神官などが神事や潔斎のときにこもって物忌みをする建物。斎館(いみだち)。
2 (「庤」 「神庤」 とも書く)伊勢神宮所属の諸国の神戸(かんべ)の御厨(みくりや)。 ...大辞泉
かつてこの地は伊勢神宮の御厨(荘園)だったのではないでしょうか。その記憶があり、御祭神を天照大御神にしたと想像しますが如何でしょうか。

河内川に架かる毛古屋橋の向こうに見える一の鳥居

一の鳥居

参道

二の鳥居

手水石と石灯籠

境内入口

拝殿

本殿


末社

木々に遮られ眺望は望めません。

カゴの木