水神社遙拝所

中央区築地6-27 (平成22年5月22日)

東経139度46分24.94秒、北緯35度39分39.3秒に鎮座。

【神社情報・剣貝さんより】
御祭神 弥都波能売命(みずはのめのみこと)
御由緒 明治34年に神田明神の境内に「水神社」本殿を建立し、遥拝所が市場内に建立されました。

魚河岸水神社遥拝所由来
「水神社」の歴史は古く、天正十八年(1590)徳川家康公の江戸入府とともに移住してきた日本橋魚市場の開祖・森孫右衛門ら摂津国の佃村・大和田村の漁師たちが、大漁・海上安全と子孫繁栄を祈願して「弥都波能売命」を祀った「大市場交易神」がその始まりといわれています。
明治三十四年には神田明神の境内に「水神社」本殿が建立され、日本橋魚市場は関東大震災以後に築地に移転し、現在地に遙拝所が建立されました。
以来、築地魚市場の守護神として「水神さま」とお呼びし、魚河岸会の人々の篤い崇敬によって大切に守られています。
この場所は、江戸時代は松平定信公庭園跡で、明治維新後は海軍用地となり、境内にある「旗山」の碑は、日本海軍発祥の地のゆかりを記す貴重な史跡です。
尚、毎年二月には神田明神境内の水神社本殿、御参拝が行われています。また遙拝所でも一・五・九月の年三回神事が執り行われています。
魚河岸会。原文はこちら。

遙拝所入口

遥拝所拝殿

逞しい手足と太々しい面構え、頼りになりそうな狛犬です。拡大写真はこちら。

(魚河岸会 昭和11年(1936)4月吉日建立)

「旗山」の碑

松平定信公庭園は浴恩園とよばれ、明治5年その地に海軍省が置かれ、浴恩園内の築山に海軍卿の旗が掲揚された為、旗山と呼ばれたようです。その後中央市場構内整理の時に旗山に立てられてあった記念碑をここに移したと云うことです。

盆栽

築地市場