八幡総社両神社

徳島市国府町観音寺49 (平成25年1月7日)

東経134度28分37.82秒、北緯34度03分54.80秒に鎮座。

この神社は、JR徳島線・府中駅の西南西1km程の辺り、「四国霊場第十六番札所」観音寺境内に鎮座しております。この社は阿波國総社と言われていますが、国府町府中の大御和神社も阿波國総社と言われ、東、500m程の辺りに鎮座しております。

阿波国の総社として、阿波国府の所在地に設けられた神社。
国司の重要な仕事の一つに、管内の官社及び国司の崇敬する神社を祭祀することがあり、奈良時代、国司はこれらの神社に幣を奉り、これに詣ずるを例としたが、平安時代中期以降、中央政治の乱れにより、地方行政も弛緩し、祭祀も規定通りに行われなくなり、従来国司の祭祀してきた管内諸神社の神霊を国府(国司庁)に近いところに勧請し、参拝の便をはかったのが総社の起源である。
当社はその総社と、近在の八幡神社を合祀したもので、安政三年(1856)再建の棟札を存する。
「寛保改神社帳」には「観音寺村惣社大明神」「観音寺村 八幡宮」とある。
なお、南方500メートルほどはなれた所に、面積約三千坪に及ぶと言われる当社の旧社地があったとされ、「総社が原」の呼称が現在に伝わっている。
主祭神(八幡神社)応神天皇
(総社)阿波国式内社五十座
阿波国の式内社は大麻比古神社を始め五十座四六社あり、国府町内では大御和神社(府中の宮)、八倉比売神社などが式内社である。
境内由緒書き より

観音寺山門

本堂。この右側に神社はあります。

鳥居

拝殿

堂々と貫禄の浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)
神額

本殿覆屋