星宮神社

芳賀郡芳賀町上稲毛田(平成20年10月3日)

東経140度4分47.11秒、北緯36度35分24.4秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、真岡烏山線(61号線)を烏山方面に向かい、右に少し入った上稲毛田地区にあります。昭和15年と昭和3年の狛犬が居りました。本殿は、町指定の文化財になっています。

 由来は、天正年間(1573〜1592)に字内中之内の先祖佐藤左京信良が、奥州から下野宇都宮へ落ち、のちに家来を召連れ当字に引きこもり、民間人となり居を定め、天正十八年九月(1590)守本尊虚空蔵を氏神に勧請し、星宮神社と奉称し、その後一村の鎮守とした。
 この例をもって、現在でも毎年九月二十九日の祭の時、中之内で前日より日待を許し、家内を清め内陣に御幣を納め、注連を張り祭祀を済した後、村方より相祭る古例があります。蔵王権現は中興の鎮守といえど、中之内は当村の元祖であるから、同じ月の祭の時、上の宮にしたがい、御真注連を一番に祭ります。・・・・
芳賀町教育委員会。

由緒が簡潔に述べられております。やや簡潔すぎて細部が今一ですが、昔は虚空蔵菩薩や、蔵王権現が御神体だったのでしょうか。現在でも岐阜県郡上市(旧郡上郡美並村)の星宮神社の御祭神は虚空蔵菩薩となっております。

神社入り口

参道の狛犬

(昭和15年(1940)建立)

(昭和3年(1928)11月10日建立) 御大典記念とは迪宮裕仁(つぐのみやひろひと)親王の即位の礼が京都御所で行われた事をさす。第124代、昭和天皇。

狛犬の拡大写真はこちら。

拝殿と社額

町指定文化財の本殿

境内の末社