敬満神社
島田市阪本4054-1(平成19年11月25日)
東経138度12分25.34秒、北緯34度48分48.36秒に鎮座。
この神社は大井川に架かる島田大橋を島田市内より渡り、最初の交差点を東へ曲がるとすぐのところに鎮座しています。大きな木々が鬱蒼と茂った杜がある静かで落ち着いた神社でした。
御祭神:敬満神、少彦名命、天照皇大神、速須佐之男尊
合祀神:建御名方命、事代主命、阿遇突知命、御食都神、高皇産霊神
例祭日:10月15日
境内社:水神社 境外社:大楠神社
由緒:「敬満」は「きょうまん」とも「けいまん」とも読むようです。式内社(名神大社)で、旧社格は郷社でした。現在の御祭神は「敬満神」ですが、明治以降、少彦名命としていた神を昭和13年に「敬満神」に訂正しました。
社伝では垂仁天皇26年の創建と伝えられています。文徳天皇実録・日本三代実録に記載があり、延喜式神名帳では名神大社に列しています。最終の神階は正四位下で、遠江国内では最高位でした。徳川幕府から社領を寄進されるなど、皇室・武家からの信仰が篤く、古代榛原郡の中心榛原郷・初倉の鎮護として崇敬を受けていました。
明治6年に郷社に列せられ、後に神饌幣帛料供進神社にも指定されました。昭和21年1月、政府より県社となる資格のある旨の認定がありましたが、その年の2月に社格制度が廃止されています。
境外社の大楠神社は式内小社・大楠神社の比定社ですが、明治44年にこの社に合祀されました。

社号標「式内郷社 敬満神社」 |
神社入口 |
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入口左のご神木 |
一の鳥居と参道の様子 |
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境内の様子 |
拝殿 |
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本殿 |
境内社・水神社 |
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