冨士山本宮淺間大社

富士宮市宮町1-1(平成20年6月28日)

東経138度36分48.75秒、北緯35度13分18.6秒に鎮座。

この神社は、JR西富士宮駅の北西1km程の辺り、宮町に鎮座しております。嘗てこの地は大宮と言われ、浅間神社の門前町であったようです。

御祭神
主神 木花之佐久夜毘賣命
配祀 瓊々杵尊・大山祇神

御由緒
 人皇第七代孝霊天皇の御代、富士山が噴火し、人民が難散し国内が荒れ果てたので、第十一代垂仁天皇は、富士の神霊を山足(山麓)の地に鎮祭した。これが浅間大社の創祀である。第十二代景行天皇の皇子日本武尊が東征の際、浅間大神の神助を畏み、山宮の地(現在地の北方六キロ)に篤く大神を祭られた。
 その後、平城天皇の大同元年(八〇六)坂上田村麿が勅命に依り、神霊を山宮より大宮(現在地)に遷し奉った。以来実に一千二百余年、全国一千三百余社に及ぶ浅間神社の総本宮として、全国的に篤い崇敬をあつめている東海最古の名社である。
 古来、朝廷の尊崇極めて篤く、延喜の制では名神大社に列し、駿河国の一宮として崇められた。武家時代に入ってからは、源頼朝をはじめ、北条義時、武田信玄、同勝頼、等の各武将は、それぞれ神領や神宝を献納して篤く崇敬した。
 特に徳川家康は天下を平定した奉賽のため、慶長九年(一六〇四)に本殿以下の諸社殿を奉建し、更に富士山八合目以上を社地として寄進した。
 本殿は二層の楼閣をなし、浅間造りと称し重要文化財に指定されている。
境内由緒書より。由緒書や境内案内図はこちら。

山宮の地(現在地の北方六キロ)には現在、境外摂社の山宮浅間神社が鎮座しております。

平成25年1月26日剣貝さんも参拝され、一之鳥居等追加情報を戴きました。*が追加情報です。

*第一大鳥居

神社入り口と第二大鳥居

参道

*石鳥居

参道途中で睨みを利かせています。大型の江戸流れ、素晴しい出来栄えです。拡大写真はこちら。

(大正7年(1918)5月吉日建立)

*手水舎

*祈祷殿

流鏑馬像。台座の流鏑馬練行之図の拡大写真はこちら。

楼門。この前で流鏑馬が行われるようです。

拝殿

拝殿内部。神前結婚式の最中でした。

拝殿深窓にお住まいの神殿狛犬。

重要文化財、浅間造りの本殿。

左側・三之宮 右側・七之宮

国指定特別天然記念物
湧玉池
この池は霊峰富士の雪解けの水が溶岩の間から湧き出るもので水温は摂氏十三度、湧水量は一秒間に三.六キロリットル(約二○石)年中殆ど増減がありません。
昔から富士道者はこの池で身を清めて六根清浄を唱えながら登山するならわしになっております
つかふべき数にをとらむ 浅間なる御手洗川の そこにわくたま
平兼盛

平兼盛といえば「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで」を思い出すが、この地に来たのでしょうか。

湧玉池ほとりの水屋神社

湧玉池に遊ぶアヒルと鴨

天神社。現在新築工事中で七之宮に仮遷座しております。

*完成しました天神社

稲荷神社

厳島神社

南極の石 火山弾

絵馬

御神木

境内には鶏が放し飼いになっています。

*忠魂碑&鶏

*神幸橋と東鳥居

*西鳥居

*御朱印

流石、駿河国の一宮です。大きな神社ですが、落ち着いた佇まいで神韻を感じさせてくれます。素晴しい狛犬も居て大満足です。