出雲乃伊波比神社

熊谷市板井824(平成21年7月5日)

東経139度19分16.05秒、北緯36度6分11.24秒に鎮座。

 この神社は11号線と130号線に挟まれた地域に鎮座しています。社前には和田川が流れ中々風情のある佇まいの神社でした。神社の参道入口には太鼓橋が架けられ、低い石垣が何段も組まれた境内の周囲は大きな鎮守の杜が形成されています。妻入りの拝殿奥には柿葺き流造りの本殿が建立されています。境内周囲には多数の末社も散在し、和田川にせり出すように聳える御神木は見応えがありました。

 御祭神:武甕槌命
 祭礼日:7月15日(八坂祭り)
 境内社:氷川神社、八坂神社、龍田神社、稲荷神社、天満神社、神明神社、山神社、富士山浅間神社等
 由緒:もとは鹿島神社といわれていましたが、明治28年に出雲乃伊波比神社と改称されました。
 社前の和田川に架かる太鼓橋は八雲橋といわれ、この太鼓橋をくぐると子供のはしかが治ると言われていて、昭和初期頃まで「はしか参り」が列をなしていたそうです。
 7月15日の八坂祭りは、昔から「板井の天のう様」として近在に知られ、明治4年からは、太鼓の「ヒバリバヤシ」を載せた屋台が神輿と共に板井区内を賑やかに一巡するようになりました。

 「男衾郡 式内・出雲乃伊波比神社」の論社となっていますが、論社は他に大里郡寄居町赤浜・出雲乃伊波比神社があります。

神社入口と和田川に架かる太鼓橋・八雲橋
社号標
「村社 出雲乃伊波比神社」
入口に建つ靖国鳥居
境内の様子
拝殿
本殿
境内社 合社
境内社 境内社:稲荷神社
境内社 境内社
富士山浅間神社 小御嶽神社
ご神木