淀姫神社
武雄市武雄町武雄7152(平成23年11月5日)
東経130度0分59.21秒、北緯33度11分32.57秒に鎮座。
この神社は武雄温泉街の西の山麓に鎮座しています。昔ながらの参道の入口は、温泉旅館扇屋と春慶屋の間の狭い石段から
始まり、石段を上がりきった所に立つ一の鳥居から参道は右に曲がり、石段・坂道を経て武雄温泉楼門から左手に登ってくる自動車道に行き着きます。車道をほんの少し右に行くと、道路反対側の崖沿いに石段が造られ、薬師如来と淀姫神社、芭蕉の句碑の案内板が立ち、石段を上がると境内が有ります。
入口から見ると、正面には狛犬が護る薬師如来像が鎮座し、後方の岩盤上には淀姫神社の石殿が建立されています。薬師如来像の左手に二の鳥居が建立され、更に左の自然石に、案内にある「芭蕉の句碑」が彫られていますが、余り近くにはたどり着けませんでした。又、淀姫神社の石殿を間近に見るには、岩盤を削った石段を上がらなくてはなりませんが、雨が降った後で苔の付いた岩が滑りやすく、行きは必死で上がりましたが、帰りは足の短い私は滑り降りた(落ちた?)様な状態で、随分怖い思いをいたしました。と言うわけで、この社に参拝するのは晴天の時をお奨めいたします。
御祭神:淀姫大明神(豊玉姫命)
祭礼日:7月26日
由緒:桜山にあり、武雄第2代領主・後藤資茂が武雄温泉の鎮守神として祭祀したとされ、塚崎明神と呼ばれていたことがある。この社の祭りは7月26日で、夏祭りである。本町、宮野町、新町が輪番で祭主となり、非常に賑わった。
淀姫は治水の神で、鯰をお使いとしている。だから、三町の人たちは明治時代まで鯰を食べなかった。
明治38年(1905)夏、二週間にわたる大雨で桜山の山上から大岩が落ちて境内に止った。今の手洗い水盤はその石である。
(「武雄市史」より)
扇屋と春慶屋の間にある参道入口 |
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扇屋脇の石段参道 |
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一の台輪鳥居 |
鳥居に掛かる額 |
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一の鳥居から右側に曲がる参道 |
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武雄温泉楼門から左手に入る自動車道に出る参道 |
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参道脇に祀られる石仏群 |
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社頭と境内へと上がる石段参道 |
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境内入口 |
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境内に立つ二の台輪鳥居 |
鳥居に掛かる額「淀姫社」 |
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大きな岩盤を直接彫って造られた石段 |
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大きな石祠の石殿 |
石殿内に置かれていた額 |
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石殿木鼻・狛犬と象 |
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末社 |
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薬師如来像と岩盤上に祀られる淀姫神社石殿 |
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薬師如来像を護る建立年代不明の狛犬
構えと玉取の一対ですが、剥落や欠損が激しく、顔の表情は分かりません。身体のつくりや台座の装飾などを見ると、とても丁寧に造られています。同じような組み合わせの狛犬が嬉野市塩田町・志田神社にもいました。
狛犬の拡大写真はこちらで |
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薬師如来像 |
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元禄7年(1694)に詠まれた 芭蕉の句碑
「蓬莱に聞かばや伊勢の初だより」 |
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