志田神社

嬉野市塩田町久間甲3581(平成23年11月4日)

東経130度4分10.74秒、北緯33度9分5.28秒に鎮座。

 この神社は268号線沿いに一の鳥居が立つ参道入口があります。そこから参道は北に約50m、境内入口手前左に御堂が配され、昭和7年生まれの阿は構え・吽は玉取の一対の狛犬がいる石段下に二の鳥居が建立されています。境内正面には唐破風付きの拝殿、奥に流造の本殿が建立され、左右に境内社や石祠等が祀られています。
 又、社殿左には推定樹齢350年のご神木・イヌマキが聳えていました。

 この社に由緒などの案内はありませんが、丁度祭礼の後片付けをしていた氏子さん達と遭遇し、お話を伺うことが出来ました。
 御祭神:武甕槌神
 祭礼日:6月25・26日・ 田祈祷、9月26日頃・ 彼岸ごもり、11月3日・ おくんち(お供日)、12月25日・大祭(水神への感謝、甘酒・魚のお頭を供える)
 境内社:猿田彦大神、国常立尊、水神
 由緒:氏子地域は北志田、南志田地区で、伊万里市東山代町里の青幡神社の分霊を祀ったと伝えられています。又、多分明治時代に天神社、明神社等を合祀したと伝えられています。

参道入口
参道入口に立つ一の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
参道の様子
社頭
御堂
境内入口にいる昭和7年生まれの狛犬
雄の阿は構え、吽は玉取の一対で、実に堂々とした狛犬達です。昭和の初めに造られたとは思えない程の丁寧で精巧な造りで、威厳と品のある顔立ち、顎髭の立体感や、身体の滑らかさ、爪の精巧さなど、石工さんの技量の高さが伺えます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和7年(1932)3月建立)
境内入口
境内入口に立つ二の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
拝殿
本殿
末社の石祠 石碑
猿田彦大神 国常立尊
水神 石仏
推定樹齢350年のご神木・イヌマキ