佐賀市諸富町大堂1632(平成16年8月22日・平成23年8月4日再訪)
東経130度21分13.53秒、北緯33度13分55.76秒に鎮座。
この神社は諸富北小学校の西北西約400mに鎮座しています。
神社の手前80mに立つ一の鳥居に掛かる額には「六所宮」と書かれていますが、是は、大堂六所宮の神霊を分祀した為と思われます。大樹が林立する境内はお濠で囲まれており、神橋を渡り神門を潜って境内に入ります。拝殿前には明治15年生まれの狛犬と重要文化財の肥前狛犬が居り、唐破風付き入母屋造りの拝殿内の天井には雅な天井絵が描かれています。本殿は華麗で且つ重厚な銅葺き流造の屋根。
この日は大変暑い日でしたが、社地は水辺にあり、又、これだけの森の中に入ると平均温度は随分下がっているのでしょう、大分凌ぎやすい感じがしました。
御祭神:事代主神、大山祗命、応神天皇
祭礼日:大祭(5年に1回・10月19日)
境内社:数社
由緒:当社は太田美濃守藤原資元(浄泉)の創建で大堂六所宮の神霊を分祀し、太田の姓をとり太田神社と称した。
毎年10月には祭礼用として白米2石を供進された。後年太田氏が鍋島氏に属し本藩の国家老として佐賀城へ居を移された後もあつく尊崇され神殿の修理費等寄進されたといわれている。
明治9年9月20日村社に列せられ、明治45年1月25日神饌弊帛料供進指定された。現在5年に1回10月19日大祭が行われている。
宝物・肥前狛犬一対の石造物。
(「佐賀市地域文化財データベースサイト さがの歴史・文化お宝帳」より)
神社の手前80mに立つ一の肥前鳥居 | 鳥居に掛かる額「六所宮」 |
神社遠景 |
境内を囲むお濠と神橋 |
神橋の架かる神社入り口 |
神門 |
境内の様子 |
拝殿前、明治15年生まれの狛犬 阿は顔面などが大分欠けたり剥落したりしています。頬骨が発達した可愛い顔つきで、尾の太いのが目立ちます。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(明治25年(1892)10月19日建立) |
重要文化財の肥前狛犬 肥前狛犬の特徴がきちんと書かれた案内があるが写真を見ても分かる様に阿吽の造りが全然違う。 制作年代の差か、作者が違うのか、一体は他の場所から移動させたのか?と私には思われた。 阿は四本足のデブな体型で肥前狛犬の中でも素朴な造りの方でしょう。吽は八龍社の肥前と似ていますね。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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拝殿 |
拝殿に掛かる額「太田社」 |
拝殿目貫彫刻彫刻・龍 |
拝殿天井絵 |
弊殿 |
本殿 |
末社等 | |
鎮守の杜の様子 |
前回は境内脇の石塔群の中に無造作に置かれていた子ですが、今回は何処にも見あたりませんでした。 何処に行ってしまったのでしょう? |