地主宮

佐賀市大和町久池井(平成23年8月6日再訪)

東経130度16分26秒、北緯33度19分1.28秒に鎮座。

 この神社は長崎自動車道・佐賀大和ICから出たら263号線で高速下を通り40m程進み、初めての左の道を入ると約200mで、惣座公民館奥に鎮座しています。境内左には石碑などが配され、鳥居を潜ると正面に岩狛さんが護る赤い屋根の拝殿、流造の本殿が建立されています。その他境内には天照皇大神、摩利支天等が点在しています。

 この地区の小字名は「惣座」。この社が「肥前国総社」に比定されているという方もいらっしゃいますが、國學院大學日本文化研究所 編『神道事典』の総社一覧では『肥前国総社は「(今ナシ)鎮座地 佐賀郡大和町惣座」と書かれ(不明のものは「(不明)」、元からなかったものは「(ナシ)」と区別して書かれています)。』『日本史要覧』には「廃絶?」とあり、この社が「総社」に比定されているかどうかは疑問が残ります。拝殿内には京都府内の「地主神社」の案内はありましたが、この社の案内は無く、御祭神・勧請年月・縁起・沿革等は不明です。

社頭
境内中央に建っている鳥居 鳥居に掛かる額「地主宮」
境内の様子
拝殿前、文久3年(1863)生まれの岩狛さん
眉毛をキュッと上げて元気の良さそうな狛犬ですが、残念な事に阿の上顎が欠けています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文久3年(1863)癸亥8月吉日建立)
拝殿
本殿
境内社
天照皇大神 記念碑
馬頭観音 石仏
慰霊塔 摩利支天
石碑