京都市東山区清水(平成19年1月4日)
江戸時代までは清水寺の鎮守社であった、この神社は勿論、清水寺の境内に鎮座しております。清水の舞台を通って参拝しますので、清水寺の拝観料300円を払わなければなりません。
もとは金銅製で、大阪市平野町の竹原友三郎氏が、明治末年に寄進された高さ1.5m、重さ1,000kg強の阿・吽の狛犬であったが、大東亜戦争のため昭和17年に供出させられた。・・・省略・・・
こうした経緯で、現在の石の狛犬が、すぐ昭和19年に信者組織の清水寺普門会が向かって右(南)側を、音羽婦人会が左(北)側を再建・寄進されたのである。
良慶和上の発案で、東大寺南大門裏側の開口両狛犬がモデルになっている。
「ガイドブック清水寺」より
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有名な清水の舞台。「清水の舞台から飛び降りたつもりで・・・・」という言い回しがあるが、あくまでたとえ話しだと思っていました。清水寺の古文書「成就院日記」によれば、未遂も含め234件もあったようです。因みに生存率は85.4%。たとえ死んでも「極楽往生間違い無し」だそうですから、次回は必ず飛び降りてみましょう。13mのダイビング、行き先は極楽で観音様か、それとも地獄で閻魔様か。最近では、1995年2月に阪神・淡路大震災で被災した80代の男性が、そして2006年5月15日には30〜40代と見られる男性がそれぞれ清水の舞台から飛び降り、極楽往生したそうです。
徳川家光が寛永10年(1633)に造営した社殿。本殿、拝殿、総門は国の重要文化財に指定されており、1994年には、清水寺などとともに世界文化遺産「古都京都の文化財」 に登録された。
参拝後、顔を上げるとすぐ目に入る、神殿狛犬。なかなかの出来栄えです。何と運慶の作と伝えられているようです。全身が見られなくて残念!。拡大写真はこちら。 地主神社公式サイトの狛犬のくだりはこちら。
狩野元信によって描かれた丸竜。この竜は音羽の滝の水を飲むために夜ごと天井を抜け出しことことから、恐れられ、目を釘で打ち付けられたという伝説もあり、いずれの方向から眺めても自分の方を睨んでいるようにみえるところから「八方にらみの竜」とも呼ばれています。
拝殿内部。
おかげ明神
どんな願い事でも、ひとつだけなら必ず「おかげ」(=ご利益)がいただけるという、一願成就の守り神さま。特に女性の守り神として厚い信仰を集めています。また、後方のご神木は「いのり杉」とも「のろい杉」ともいわれ、昔、女性の間で流行した「丑の刻まいり」に使われた。白の衣に頭はローソク、顔は真白に化粧をし午前二時「丑の刻」に相手にみたてたワラ人形を人知れずこのご神木にくぎで打ち付け、のろいの願をかけたという。その五寸くぎのあとが、現在も向かって左後方に無数に残っている。
以上、由緒書きより。
丑の刻まいりと言えば貴船神社が有名だが、縁結びで有名なこの神社にも「丑の刻まいり」の伝統があったようです。諸行無常、出会った者は必ず別れる世のならい。縁切りの神社として有名な安井金毘羅神社も縁切り、縁結びを御利益に掲げています。世の女性の為に参拝時間午前九時〜午後五時を延長して午前三時頃にした上で、世の男共が震え上がる、藁人形+五寸釘。「恐怖の呪いセット」を販売して欲しいと思います。
撫でる箇所によって、良縁・受験必勝・安産・商売繁盛・勝運・交通安全など、それぞれのご利益があると言われる、撫で大国さん。
心についた不浄、沈んだ気持ちを祓い清め、もとの清らかで活力ある心へと導いてくださる神さま。祓戸大神。
商売繁盛・家内安全・開運招福の守り神。栗光稲荷。
地主神社の公式サイトはこちら。