小杜(こもり)神社

磯城郡田原本町多272(平成23年1月8日)

東経135度47分24.58秒、北緯34度31分50.58秒に鎮座。

 この神社は多坐弥志理都比古神社の南約200mに鎮座しています。多坐弥志理都比古神社入口から東に約60m程で、右手の森の入口に社号標が立ち、そこから南に向かって参道が続きます。90度右に曲がった先から参道は西向きになり、鳥居を潜って尚も40m程進むと、石段の上に朱の木製鳥居が立ち、奥に本殿が建立されています。
 御祭神の太多安萬呂は稗田阿礼と共に「古事記」編纂に尽力された方です。天満宮の管原道真公よりも遙か以前から学問の神として崇敬されてきた方なので、受験生は稗田阿礼を祀った大和郡山市・賣太(めた)神社と、この社にこそ参拝して「合格祈願」するべきではないでしょうか?

 御祭神:太 多 安萬呂
 祭礼日:3月12日
 由緒:多座彌志理都比古神社の摂社で、享保21年(1736)「大和志」十市郡新廟の項に「小杜神命神社 在二多社東南一今称二木下社一伝云祭二安万呂」と比定され、延長5年(927)成立の延喜式神名帳に記載された古社である。神名帳十市郡大社の四皇子神の一「小杜神命神社」とされ、「大和志」に俗に木下社と称す。
 多神社注進状に「樹森神社瓊玉戈神命」とみえる。
 明治44年(1911)古事記撰上二千百年祭が執行。
 昭和15年(1940)皇紀二千六百年祭に境内整備。
 現在、学問の神様として崇敬されている。

参道入口 社号標
一の明神鳥居
南に向かう参道の様子
90度右に曲がった先の西向きの参道
境内入口
境内入口に立つ二の木製鳥居
境内の様子
本殿