八柱神社

下伊那郡根羽村万場瀬1542(平成23年4月30日)

東経137度34分40.33秒、北緯35度15分8.48秒に鎮座。

 この神社は根羽村役場から153号線を西に約800m程進むと、大きな杉の森の手前、右手に石段が有り、その奥に鳥居が見えます。ここから神社の境内までは凡そ150m、途中、神橋や鳥居、長い石段など、変化に富んだ参道歩きが楽しめます。
 境内の周囲は殆どが杉林…中でも一際目立つのが石垣の途中に聳えるご神木・神代スギですが、社殿の左側にも、もう一本神代スギがあり、この二本を筆頭に幹周500cmほどのスギが七本もあるそうです。これだけでもこの社の歴史の永さが充分感じ取れます。
 上の境内では拝殿前に建立年代不明のはじめタイプ狛犬がおり、又、良くは見えなかったのですが、本殿前にも整った感じの神殿狛犬がいました。

 御祭神:正哉吾勝々速日天忍穂耳命、天穂日命、活津日子根命、天日子根命、熊野久須毘命、多紀里比売命、狭依比売命、多紀律比売命、相殿:天照大御神、須佐乃男大神
 祭礼日:10月9日10日(現在は第三日曜)
 由緒:創建は不詳である。
 明治40年長野県知事大山綱昌は、小社無格社を合併する訓令を出したのを受け、村内2つの村社と7つの無格社を同年10月各社を遷座し、41年1月15日に合祀された。
 明治40年より7年目毎に七年祭と称し、東西南北中央の5ヶ所より山車、獅子舞い、廻り太鼓、おどり等出て行われる。
(「長野県神社庁公式サイト」より)

社頭
153号線からの石段参道
神橋
明神鳥居
石段参道
境内入口
下の境内の様子
ご神木・神代スギ
幹周・766cm、 樹高45m 、 樹齢・300年以上
社殿の左側にも、もう一本の神代スギがあり、この二本を筆頭に幹周500cmほどのスギが七本あるようです。
上の境内へ上がる石段参道
上の境内入口
上の境内の様子
拝殿前にいる建立年代不明のはじめタイプ狛犬
方形の顔の奥に蛙のように盛り上がった造りの目と、皺が刻まれ小鼻が開いた鼻、整った平歯の間からチョコッと出ている可愛い牙、は虫類のような身体から二等 辺三角形のように広がりを見せながら踏ん張っている前足、薄いお尻と後ろ足はぺたっと張り付いたように台座にくっつき、尾は小さくお尻に張り付いています。はじめとしては大きめで進化していますが、何とも素朴で可愛い子達です。多分こちらの方が後から出来たものだと思いますが、飯田市山本・七久里神社の狛犬と良く似ています。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
木鼻・狛犬と象
拝殿内の様子
弊殿と本殿
本殿前にいる神殿狛犬
(拝殿の扉から覗けるだけですので、左は暗くて撮影に失敗。)