小河内(おごち)神社

上伊那郡箕輪町東箕輪3382(平成23年4月29日)

東経137度59分58.36秒、北緯35度56分6.38秒に鎮座。

 この神社は天竜川東、おごち保育所や南北小河内コミュニティセンターに隣接して鎮座しています。
 農業用水路脇に立つ一の鳥居から神社までは凡そ120m、西の方角に真っ直ぐに伸びる参道の向こうに、杉が主体の大きな鎮守の杜が見えています。
 境内を取り囲む様な森の木々の陰で薄暗い境内の中央奥に拝殿、右に社務所、左に境内社が配されています。その拝殿前には昭和10年生まれの松本型の狛犬がいます。町指定有形文化財の本殿は大きな鞘堂内に納められていますが、拝殿正面の扉から正面を拝見することが出来ます。又、そのときは気がつかなかったのですが、本殿縁にも狛犬が置かれていました。

 御祭神:誉田別命他
 祭礼日:小正月1月15日・筒粥神事
 境内社:祖霊社、天満宮、国造社他多数
 由緒:小河内神社は 元は八幡宮(八幡社)と称し、明治の合祀後に小河内神社と呼ばれるようになった。現在の本殿は文化5年(1808)に造営されたもので、棟梁は諏訪立川流2代目の立川和四郎富昌である。この本殿は、冨昌の2代目として最初期の建築であり、装飾彫刻はいずれも優れた出来であるが、静か・簡素で、冨昌の作風をよく示している。立川流の建築としては彫刻を控え目にして、簡素ながら風格のある作にまとめ上げた好例である。 「箕輪町教育委員会」

参道入口に立つ一の明神鳥居
参道の様子と社頭
社号標 境内入口に立つ二の明神鳥居
境内の様子
拝殿前、昭和10年生まれの松本型の狛犬
松本でよく見かけた狛犬に似ていると思っていたら、石工さんは大正から昭和初期にかけて多くの狛犬を手がけた田近一族の方でした。この方の作品は松本市・岡宮神社でも見られます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・田近正一刻 昭和10年(1935)5月建立)
拝殿
拝殿内の様子
本殿鞘堂
拝殿入り口から見える本殿
一間社 流造 柿葺の本殿(境内案内板より)
本殿縁に居る神殿狛犬
(写真撮影時には、暗くて遠くて、本殿縁に狛犬がいるのを気がつかなかったので、本殿写真からの切り取りです。画像が荒くてごめんなさい。)
境内社覆い屋
境内社 境内社
境内社:祖霊社 境内社:天満宮
境内社 境内社:国造社
境内社 境内社
境内社
社務所
神庫?
杉主体の鎮守の杜