塩竈神社

塩竈市一森山1-1(平成19年7月22日)

東経141度1分9.15秒、北緯38度18分56.98秒に鎮座。

表参道・表坂から随身門へ

 この神社はJR仙石線・本塩釜駅の東約800m、一森山山頂の松島湾や塩釜港を眼下に見下ろす景勝の地に鎮座しています。この社の参道は表参道・表坂、東参道・裏坂、七曲坂の三カ所がありますが、この表坂は、大鳥居から随神門まで一直線に登り詰める202段の急勾配の石段で、その上には深い鎮守の森の中に、国重要文化財指定の随神門、唐門、朱塗りの入母屋造の左右宮・別宮の拝殿、白木の流造の左右宮本殿二棟・別宮本殿一棟等が華麗に建ち並んでいます。この参道には入口、石段途中、随神門前に計3対の狛犬が居ました。

表参道入口 社号標
「東北鎮護塩竈神社」
入口の青銅製灯籠
入口の青銅製灯籠に遊ぶ狛犬二態
表参道入口にいる昭和57年生まれの狛犬
如何にも動物顔で、逞しい体つきの狛犬です。でもやはり手彫りは良いですね、こんなに新しくても円やかな感じが出ていて、好感が持てます。瞳まで彫ってあり、足の爪が鋭く、引っ掻かれたら超〜痛そう…。お隣の志波彦神社の狛犬と同じ石材店の製作です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(志賀石材店 昭和57年(1982)12月吉日建立)
表参道入口に建つ一の鳥居
額には「陸奥國一宮」とあります。
表参道は202段の直登の石段です。
 
表参道石段途中の踊り場にいる安永4年(1775)生まれの狛犬
阿吽共に角付きですが、両脇に立っている耳と殆ど同じ高さの可愛いものです。、首までしかない短髪の下がカールしており、胸毛や脇毛が煙のようにたなびいています。落ちくぼんだ大きな眼、張り出した頬、耳まで避けた大きな口などの顔立ちと、まだまだ素朴さが目立つ造りがかえって良い味を出しています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安永4年(1775)4月10日建立)
この石段上に随身門が建っています。 随身門前から入口を振り返る。
随身門と岡崎現代型狛犬

東参道入口へ