二木神社

仙台市宮城野区田子(平成19年7月22日)

 この神社は141号線が七北田川の高架下で45号線から分かれて北上してきた141号線とぶつかる、七北田川右岸に鎮座しています。境内は綺麗に手入れされ、正面中央に柱と屋根のみの拝殿と神明作りの本殿が建っています。又、入口には度肝を抜かれるほど面白い年代不明のはじめタイプ狛犬がいました。

 御祭神:伊弉冉尊、伊弉諾尊
 由緒:創建年月不詳です。往古、二木の巨木の元に明神さまの祠があり、観音堂と称して宮城三十三観音第八番札所で、御詠歌は「はるばる田子の二本木で来てみれば、よつやが原に枝ぞさかえる」でした。旧社殿は元和2年(1616)に建立され、宝暦3年(1753)再建されました。蔵は飢饉に備えた食物倉庫として使われていました。何時の世にも村の鎮守として尊敬され、平成3年3月26日新社殿が建立されました。
 地名の二木の由来は、この二木の杉の巨木があったことにより、また、源頼朝が平泉追討のおり、二木の杉の巨木に馬の手綱を結わえたという伝説もあります。(宮城野区田子の散歩道より)

案内板 神社入口近景
神社入口 境内から入口を振り返る
入口にいた年代不明のセメントはじめタイプ狛犬
いやぁ、とにかく素材も容姿も度肝を抜かれるほど面白い狛犬です。吽には大きな角があり、阿は目に水色の彩色が施してあったようです。そっくりな狛犬が宮城野区岡田・賀茂皇大神社にもいましたが、そちらは角が阿に付いていました。宮城には個性的な狛犬が多いですが、その中でもナンバー5には入るのではないでしょうか?
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拝殿 本殿
庚申塔 馬櫪神碑
不動明王像?