賀茂皇大神社

仙台市宮城野区岡田1(平成19年7月25日)

 この神社は仙台東部道路・仙台東ICの北東約1.5km、仙台東部道路高架脇に鎮座しています。広々とした明るい境内で、大きく枝を払われたご神木が一本だけ大きく聳えているのが印象的でした。

 御祭神:賀茂大明神別雷神
 由緒:嘉祥年中(848〜50)自覚大師が上岡田に賀茂大明神別雷神を勧請され、冠川・中ノ島に草庵を結んでいた雪峯行者が日々礼拝祈念をしていました。後年、天正年中(1573〜1591)には龍王院が別当寺となってからは川島賀茂明神と称し数々の修験者が修業していました。
 明治2年には神仏分離が行われ、明治8年村社に列し、南福室・旧冠川の畔にありましたが、明治17年現在地に遷座しました。(境内・賀茂皇大神社縁起より抜粋)

神社入口と仙台産稲井石の靖国鳥居
拝殿 流造の本殿
本殿の木鼻・龍
本殿四隅の木鼻・狛犬
本殿後ろに居た昭和12年生まれのセメントはじめタイプ狛犬
 縦置きで、阿には角が付いています。この時代にお2人の女性が狛犬を奉納しているのは珍しいですね。仙台狛犬特有で前脚の片方を引いていますが、元は阿吽の位置が反対だったのでしょう、今では外側の足が引かれています。非常にユニークな顔つきで、いっぺんにファンになりました。宮城野区田子・二木神社には、この狛犬と良く似た兄弟狛犬が居ますよ。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和12年(1937)旧正月20日建立)
拝殿前から入口を振り返る