大市(おおいち)神社

津市安濃町妙法寺824 (平成26年5月9日)

東経136度26分57.92秒、北緯34度44分19.50秒に鎮座。

この神社は、伊勢自動車道・津ICの西2.5km程の辺り、妙法寺の街外れ、と書きたいのだが神社の裏手はピュアタウンと言う新興住宅地となっています。津市の中心部からは結構離れていますが、通勤県内のようです。しかし入口からは杜しか見えず、静かな佇まいとなっております。

主祭神大市比売命
合祀神須佐之男命・天照皇大神・忍穂耳命・月読命・市杵島姫命・宇加之御魂命・大物主命・火産霊神・大山祇神・大山咋命・武甕槌命の御子・猿田彦命・木花之佐久夜毘売命・日吉大明神・八衢比古神・八衢比売神・応神天皇・仁徳天皇・安閑天皇・舎人親王・菅原道真

由緒
延喜式内社である。社伝によれば大市杢之助の氏神で大市村に鎮座、社殿も大きく近郷近在の貴賤みなここに参詣して諸願成就に満足し、村も栄えたが、慶長5年(1600)石田三成の戦乱によって社殿焼失をみ、氏子など嘆き悲しみ、慶長16年(1611)11月この地より西へ五丁の所に小祠を建てて御神体を遷置し、須佐之男命をも併せ祀り、この地の産神としたもので、旧社地には大松一本が残っていたという。後、そこに明法寺という寺院を建立したが、明治5年には無住無壇となり廃寺となったということである。津市内にも大市神社がある。古老の口碑によれば洪水で大市神社の大松が流れたのを岩田川で拾い上げ、この松が縁となって大市比売神を祀り云々とのことであるが、この妙法寺地区内にある浄土寺の山号が大市山であること大市という字名があり、流れる川を大市川ということ、庄屋平右エ門の姓を大市ということ等々から考えると大市氏が建て興した村なるが故に大市村と言いその祖を祀る故に大市神社と言ったものと思われる。長谷山の麓の山の尾根に在り前には安濃川の支流穴倉川が流れ社叢にも恵まれており南方には古墳群もあり古代集落やその氏神の存在にふさわしい場所であるといえよう。
三重県神社庁公式サイト より

神社遠景

一の鳥居と社号標

二の鳥居

三の鳥居

参道

拝殿

拝殿内部

本殿


山神