大丹生神社

舞鶴市大丹生宮川尻880-1(平成22年7月27日)

東経135度21分11.28秒、北緯35度30分57.97秒に鎮座。

 この神社は大浦半島の東側、舞鶴湾に面して鎮座しています。鳥居の額には「山王宮」とありますが、神社本庁への届け出は「大丹生神社」となっていますので、そちらの社名を使用しました。神社は風光明媚な湾内にあり、大きな鎮守の杜に護られて閑かな佇まいを見せています。境内左に舞堂が配され、中央の石垣上に社殿が建立されています。社殿前には構え獅子が置かれ、左右には境内社、根繋がりのご神木には大きな瘤があり、この木々の永い歴史を語っているように感じました。

 御祭神:大山咋命(日吉大神)
 祭礼日:7月17日、11月3日
 境内社:大川神社、八坂神社、稲荷神社、塩竃神社、招魂社、乙女神社、淡海神社
 由緒:創建は不明です。江戸時代までは山王権現と呼ばれていましたが、明治時代以降、何時の頃か現社名に改称されたものと思われます。
 大丹生には、「宮さん」と呼ばれる大丹生神社と、「奥の宮さん」と呼ばれる熊野神社が鎮座していますが、この二社には「荒ぶる神の伝説」が残されています。詳細は「熊野神社」でどうぞ。
(「凡海郷へようこそ」管理人・H2さんより情報を戴きました)

社頭
石製両部鳥居 鳥居にかかる額「山王宮」
境内の様子
拝殿前、相撲の仕切りのように見合っている狛犬
出雲構えの様ですが、ご当地生産品と思われます。目が大きく尾は小さめ。首筋から背中いったいに掛けて流れる鬣、獅子紋が綺麗に残っています。
狛犬の拡大写真はこちらで
本殿鞘堂
本殿
境内社:招魂社 境内社:塩竃神社・淡海神社
境内社:八坂神社 境内社:稲荷神社
境内社:大川神社 境内社:乙女神社
舞堂
根繋がりのご神木
境内から入り口を振り返る
神社前から見る舞鶴湾の様子