新田神社

川崎市川崎区渡田2−14−8(平成19年1月28日)

 この神社は新川通・川崎病院入口信号から南に入り、渡田さつき通・渡田2丁目信号を左折すると右側に鎮座しています。奥行きのある社地で、境内はとても綺麗に整備されていました。

 御祭神:新田義貞公、合祀:天照大神、市杵島姫命、宇迦之御魂神、亘新左衛門尉早勝
 例祭日:8月第1週日曜日
 由緒:旧村社で、社伝によれば、新田義貞公が延元3年(1338)、越前国藤島(現在福井市内)で討死の際、その臣・亘新左衛門尉早勝が公の差添の名剣と七ツ入子の名鏡及び錦の陣羽織の三種の品を持ち、この地に帰り、ひたすら冥福を祈って供養していたところ、里人らも公の徳を追慕し、早勝と共に永和元年(1375)これらを孤松の下に埋納し、廟を営んで新田大明神と崇め、この地の鎮守としました。また、正月元旦と7月2日の晩にはこの地に軍馬が嘶く声がすることがあり、これは河北矢口村(現東京都大田区、新田神社)に鎮座されている公の二子義興公が父霊のもとに参るためと言われていました。
 昭和20年、戦禍により建物などことごとく焼失しましたが、昭和31年社務所、同38年社殿、同43年神楽殿を再建し、平成3年社務所を改築しました。

社号標 神社入口
大正15年生まれの超デブリン狛犬。
顔立ちも整い、筋肉質で逞しく、毛並みも良くて、
近くでよくよく見ると良い彫りをしているのですが、
背中が丸いせいか石の塊がド〜ンと置いてある様に見えました。
阿は大きめの子狛を連れ、吽はこれまた模様入りの大きな玉を持っています。
(川崎市幸町石工・杉山角太郎 大正15年11月建立)
拝殿 本殿
拝殿の鳳凰の彫刻
拝殿の屋根上には、細部にわたって繊細に造られた、飛び狛ちゃんがいました。

境内社

年代不明のお狐様です。超小顔で首が長く、スリムな身体に逞しい下肢を備えています。


新田義貞公像 神楽殿