白髯神社

伊勢原市日向坊中 (平成22年5月2日)

東経139度16分47.23秒、北緯35度25分57.41秒に鎮座。

以前静岡県の富士川沿いに白髭神社が沢山あるので、全部制覇しようと出かけましたが、多すぎて途中で断念。それ以来白髭神社はやや敬遠気味でしたが、今回、自分の無知さに大いに反省。こんなに何もかもが素敵な神社もあったのかと目から鱗。白髭さん、ゴメンナサイ!!!
この神社は日向薬師のすぐ傍に鎮座しています。御祭神は高麗王若光、熊野権現で、社伝によれば新羅と百済に攻め滅ぼされた高句麗の王族若光が日本に亡命。東国開発の勅命を受けて大磯に上陸し、その後この日向に落ち着いたといわれています。その若光を祀るとともに、熊野権現を勧請して祀っており、神像ニ体が安置されているそうです。そういえば昔岩登りをしたり、曼珠沙華を見に行った埼玉県の高麗郷(現日高市)には高麗神社があり、そばのお寺には朝鮮様式の若光の墓があったような…。

御祭神の高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)は大磯の高来神社近くの海岸に上陸し、この地を経由して、終焉の地が武蔵国高麗郡(現埼玉県日高市)の高麗神社となったようです。晩年白髭を蓄えたため、高麗郡民からは「白髭様」と慕われ、再び故郷に帰ることなく、その地で死去したという。

生前若光は日頃敬っていた猿田彦命を祭り一社を設け、そこに武内宿禰を祭って崇拝したという(のちに白髭明神と呼ばれた)。若光の死後、高麗郡民は若光を高麗明神として信仰し、高麗社を創建してのちに白髭明神に合祀され、高麗神社に祭祀されている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。

猿田彦命は天孫降臨の時道案内をした神、と云うことになっているが、元々は渡来人の神であったのだろうか。

神社入口

鳥居と額

境内

拝殿正面。目の高さで木鼻を見るのは始めてかも知れません。

本殿

御神木

拝殿前の景色