東鴨神社

坂出市加茂町992(平成21年3月29日)

東経133度55分6.31秒、北緯34度18分30.35秒に鎮座。

 この神社は加茂小学校の東約550mに鎮座しています。烏帽子山西麓に境内があり、とても静かな神社でした。境内は明るく広く、清掃が行き届き、社殿もきちんと整備されています。南に160m程の所に御旅所がありました。

 御祭神:一事主命、玉依姫命
 境内社:藤木神社
 由緒:創建は弘仁4年(813) 僧空海の伯父阿刀宿禰大足が大和国より勧請したのに始まり、(又一説では再建ともいう)往古は大明神原に鎮座していました、天正年間( 1573〜1591)長宗我部氏の兵火にかかり社殿を焼失したのを機に、現在の地に遷宮され、勧請以来1170年余りの由緒ある歴史を誇るお社として地区内250余戸の氏子の崇敬を集め、今日に引継がれてきました。
 この間天文21年(1552)に鳥居、弘治3年(1557)本殿柱替、寛永14年(1637)に社殿を改築、元文2年(1737)、明和3年(1765)、 天明8年(1788)に屋根替の棟札が残っています。現在の本殿は文化元年(1804)に、又、拝殿は明治36年9月に改築され、老朽化が激しい為、昭和63年5月改修しました。
(境内案内板より)
 この社は800mほど南西に鎮座する西鴨神社と共に、式内社讃岐國阿野郡鴨神社の論社となっています。明治初年村社に列し、鴨葛城神社と称しましたが、後、鴨神社と改称しました。

社頭
入口の明神鳥居 社名案内
境内入口にいる天保10年生まれの狛犬
浪速がベースなのでしょうが、随分動物的で、背筋を伸ばした蹲踞の姿勢が綺麗です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(天保10年(1839)8月建立)
境内の様子
拝殿
拝殿破風上の装飾
拝殿屋根上の飛び狛ちゃん
眉毛が濃く大きく目に覆い被さっています。口蓋の波々が目立つブーちゃん顔です。
拝殿の木鼻・狛犬と象
本殿
旧社殿?社務所?
旧社殿?屋根上の変わったポーズの狛犬
阿は片手を上げて空を見上げ、吽は後ろ脚で首筋を掻いています。
末社 地神社(社日)
御旅所