熊野神社

一関市東山町長坂字町419(平成22年8月21日)

東経141度15分21.34秒、北緯38度59分11.07秒に鎮座。

 この神社は猊鼻渓駅のすぐ西、19号線に面して鎮座しています。境内の周囲には木々が茂っていますが、入口は社号標と鳥居が立つだけでどこからでも境内へ入ることができます。拝殿前には建立年代不明のかなり古そうな狛犬がいて、夫婦ご神木や石碑の多さが印象に残る神社でした。

 御祭神:伊諾冊命、速玉男命、泉事解男命
 祭礼日:1月1日・元旦祭、1月15日・どんと祭、旧正月8日・祈念祭、6月30日・夏越大祓祭、11月3日・例大祭 七五三祝祭、11月23日・新嘗祭、12月29日・師走大祓祭
 境内社:一社
 由緒:建久元年(1190)、当村唐梅館城主千葉刑部少輔頼胤が紀州牟妻郡熊野より、熊野三所権現の神霊を奉遷し地方鎮護の神社を建立し崇敬す。興国元年(1340)神社焼失のため再建。享保2年(1717)本殿造営。毎年祭日には伊達家より警固として足軽両人相附けられたりと云う。明治3年村社・熊野神社となる。現在の社殿(本殿・幣殿・拝殿)は昭和6年に改築。(詳しくは「熊野神社由来」をどうぞ)

「熊野神社由来」拡大写真はこちらで

社頭
社号標 入口に立つ根巻き鳥居
境内の様子
拝殿前、建立年代不明の狛犬
前足が太くたくましく、やや太めの胴体は寸胴、尾はピタッと背に張り付き、1700年代後半の狛犬の特徴が見られる狛犬です。吽は耳が立ち口蓋が割れて猫のように見えますね。穏やかで親しみの持てる狛犬です。同じ町内の新山神社の狛犬(寛政11年)とよく似ています。
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拝殿
拝殿目抜き彫刻
拝殿木鼻・狛犬
本殿
境内社
明治神宮 末社
古峯神社 金華山
庚申 雷神
庚申 湯殿三山神社
鳥海山神社
八聖山 牛頭天皇
金毘羅大権現 石碑
石碑
ご神木
夫婦ご神木
樹齢約600年の杉と欅の老木が寄り添うように茂っています。