猿丸神社

芦屋市東芦屋町20-3 (平成25年12月6日)

東経135度18分19.58秒、北緯34度44分21.45秒に鎮座。

この神社は、芦屋神社の境内社となっております。しかし独自の祭りや栞等もある、由緒ある神社となっています。

御祭神 猿丸太夫

御由緒
芦屋神社の境内に鎮座の猿丸神社には、平安時代の歌人「猿丸太夫(あるいは太夫)」が御祭神としてお祀りさでています。 「猿丸大夫」は三十六歌仙の一人で、百人一首の第五番の「奥山に紅葉踏み分け・・・」の歌は大変有名です。しかし、猿丸太夫については古来より伝承の部分が多く、その実像は詳らかになっておらず、伝説の歌人とも言われています。 猿丸大夫と芦屋神社との関係についても定かではありませんが、『摂津名所図会』には当社がある地に東芦屋の西に猿丸大夫の古墳があることを記しています。 猿丸神社には猿丸大夫の墓と伝えられる宝塔(鎌倉時代後期)が市の文化財に選定され、現存しています。 現在は「芦屋神社」と称していますが、昔は「天神社」とか猿丸大夫に因み「猿宮」とも呼ばれていました。

奥山に 紅葉ふみ分け なく鹿の 馨きくときぞ 秋はかなしき
この歌で知られる猿丸大夫は「歌の神」として崇敬されており、歌の神、技芸の上達、勉学向上、受験合格を促す神として参拝者が多く訪れます。
また、「猿丸」の「猿」を「去る」、「丸」を「ガン」と読み替え、「ガンが去る」から、大病平癒、病気平癒の神として、近在より篤い信仰を受けております。
また、芦屋郷には「猿丸」姓の旧家があり、末広がりに代々続いていることから、子孫の繁栄や安産の神としても霊験あらたかです。
参拝の栞 より

彫りも保存状態も極めて良い浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

入口

社殿

伝猿丸太夫の墓