飛騨市古川町中野(平成17年8月21日)
この神社は高山本線・飛騨細江駅の南南東約1.8kmの古川町中野地区の大洞平古墳のすぐ近くに鎮座しています。地図に記載はありません。深い杜に囲まれた静かで落ち着いた境内に、白山信仰の眷属である狼が3体、社殿内に2対、合計7体居りました。
(大正15年4月建立)
神社入り口
境内の様子
入り口にいた狼。大正末の作品ですが、迫力が無く痩せた犬という感じです。
大人しく賢そうな番犬という感じでしょうか。
正面から
斜め前方から
前から
正面後方から
雪よけのしてある拝殿
石垣の上の本殿
玉垣内の一体だけの狼。先代の片割れと思われますが、惚れ惚れするほどの迫力のある良い造りの狼です。それこそ爪の先まで神経の行き届いた彫りをしてあります。
社殿内手前の木彫狼像。阿吽の位置が反対です。吽には角があり、こんな狼は見たことがありません。阿の牙があまりにも鋭いので狼と思いましたが、本当は狛犬だったのでしょうか。どちらにしてもど迫力満点の造りです。
社殿奥の黒色狼。こちらは一転滑らかな体つきの笑う狼さんです。