西上田神社

下呂市(平成17年8月22日)

88号線の案内に従って飛騨川の方へ降りていくと飛騨川と88号線の間にこの神社は鎮座していました。上下2段に別れた境内の上段には、拝殿と本殿が横に並ぶ、という珍しい造りの社殿が建ち、上段に上がる石垣の左右に付いている階段上は、それぞれ小さなはじめちゃんが守っているのでした。又、右側の山神社の文字碑がたくさんある一画には、鬣が左右に一本ずつ渦巻きとなって垂れているもう一対のはじめちゃんが守護していました。

(享保4年(1719)建立)

(寛保3年(1743)7月建立)

神社入り口と靖国鳥居

横並びの珍しい社殿

拝殿

本殿

左側階段上の熊はじめちゃん

この石工さんは動物といえば熊さんしか見たことがなかったのでしょうか?耳が丸いせいでしょうか?身体が全体的に丸みを帯びているせいでしょうか?この子はもろ子熊ちゃんです。右の子が若干口を開いているように見えるのでこれでも阿吽なのでしょう。

奥から

斜め奥から

前から

正面から

右の階段上の苔むしたはじめちゃん

耳が殆ど無く、眉毛があり、目尻がきちんと尖った眼がつき、鼻筋が通っているので、上から見ると人面か、スフィンクスが笑っているように見えます。300年近く境内に座っているので苔むして、所々身体が見えなくなってしまいました。尻尾は猫のように少し長いものが背中にピタッと付いています。

正面から

正面上から

奥から

境内右側、山の神社のはじめちゃん

少し上向いて天に向かって吠えている様なはじめちゃん。左右のたてがみが渦巻きのように一本ずつ垂れているのが特徴で、その顔つき、体つきからカバさんを連想させます。この子は何の石を使っているのでしょう、苔の付いていないところは茶色が濃くでています。大分狛犬に近づいてきた進化したはじめちゃんです。

奥から

正面斜めから

斜め上から

正面から

境内社・稲荷神社

狛犬の拡大写真はこちらで