大湊神社(陸ノ宮)

坂井市三国町安島23-15-1(平成24年6月1日)

東経136度7分41.23秒、北緯36度14分41.39秒に鎮座。

 この神社は600m程北西の雄島に鎮座する大湊神社の「陸ノ宮(あげの宮)」、所謂「里宮」です。
 道路と平行して参道が作られ、入口には社号標と鳥居が建立されています。参道右の奥には浪速狛犬が護る宝物庫があり、参道は赤い柵で通行止め。一旦道路に出てからの参拝となります。境内奥、数段の石段を上がると唐破風付き入母屋造りの横に広い拝殿、後方に流造の本殿が建立され、境内左には趣ある社務所が配されています。又、「継体大王即位千五百周年記念植樹」に目を惹かれました。

 御祭神、由緒・沿革については大湊神社でどうぞ。
 雄島祭について
 春になると以前は、イワシなどを追ってクジラが雄島近海に来て、豊漁を漁民に知らせていました。それで海の海産物に恵まれるよう祈願する海の祭礼を、氏子の方々が4月20日に執り行ってきました。この日は雄島に鎮座する大湊神社の本社を拝み、陸ノ宮(あげの宮)で祭礼を行い、神輿を担ぎ、神賑いをして、雄島の海の神様に捧げてきたのです。この祭りのことを「雄島祭」と呼んでいます。
 当日は、流石漁師と海女の漁村「安島」。1日中町内を練り歩いた神輿は、夕方に漁港内の海の中へ入水…神輿が沈まないように男衆が必死になって対岸へと運ぶのだそうです。又、朱の神橋には沢山の鯉のぼりもはためいているそうな。
 さぞや勇壮で賑やかな祭礼なのでしょうね〜。私の生まれ育った月島でも住吉様は水の神様。本祭りの時には家々から盥や水桶に溜められた水が御神輿にかけられたり、海中渡御が行われていました。懐かしいですね〜。

社頭
社号標
「式内 大湊神社」
参道入口に立つ台輪鳥居
参道右側、宝物庫入口
宝物庫を護る浪速狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
宝物庫
参道の様子
境内の様子
参道は赤い柵で通行止め。一旦道路に出てからの参拝となります。
唐破風付き入母屋造りの横に広い拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿
社務所
忠魂碑 「継体大王即位千五百周年記念植樹」柱