丸岡城八幡神社

坂井市丸岡町霞町1-59(平成20年9月7日)

東経136度16分31.78秒、北緯36度8分58.95秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、名前の通り丸岡城内にあります。天正4年に建てられたということですから、500年近くの歴史ということになります。狛犬は居ませんでした。消防組頭功労碑というものがありました。それと、 ここ丸岡城には有名な、「一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ」の碑があります。これに因んで日本一短い手紙を毎年募集しています。

大賞に選ばれた、「50年先の未来の名医へ」今すぐ、タイムマシーンで、妻を助けに来て下さい。この手紙には、胸を打たれました。

丸岡城八幡神社由緒
祭神:誉田別命・息長帯姫命・比盗_
本社は丸岡城内鎮守社として築城以来此の地に奉斉せられたもので古図にも明示される処である。明治の廃藩後城郭の荒廃に伴い自然社も衰退し僅かに本城下住民有志の信徒によって春秋の祭礼が続けられた状態であったが、此の度丸岡城(霞ヶ城とも謂う)の再建復興に際してその残材を活用するの好機を得、ここに再建御遷座申上げて往時を偲び城主代々の霊を慰めると共に天守永遠の安寧と町の弥栄を祈念するは独り愛郷の精神に止まらず文化史的にも亦意義あることと信ずる。尚此の御社殿の規模は範を国宝神谷神社に模して再建したものであって三間社流造りに属する最古の様式手法を採用し昭和聖代に於ての小模範的神社建築を意図して設計されたものである。・・・・
境内由緒書より。全文はこちら。

文中の神谷神社とは、香川県坂出市にある式内社の神社で、本殿が国宝に指定されています。

入り口と社号標

本殿覆い屋

本殿

消防組頭功労碑。右手の石碑も消防組合に関係のある碑のようです。

「一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ」の碑と大賞に選ばれた手紙。

入賞作品が城内に並べられているようです。

文中の「お仙」は、幼名を仙千代といった本多成重のことで、「鬼作左」の名で知られる三河三奉行の一人、本多作左衛門重次の嫡男である。その重次が陣中から家族に宛て書き送った手紙が有名な一筆啓上・・・・だそうです。