白山神社

福井市毛矢3 (平成25年10月19日)

東経136度12分52.60秒、北緯36度03分11.85秒に鎮座。

この神社は、足羽山公園にある福井市自然博物館の東200m程の辺り、藤島神社を廻る道路の石垣下に鎮座しております。

当神社は、万延元年(1860)世は太平と云え、水害、災難、飢饉、疫病と相次ぐ苦難に、人心の疲弊甚だしきを、見るに忍び図ずと。福井発祥の地に、古くから住む、神仰(信仰?)の篤い、石坂町内の石扱い役らの発起で、ひたすら神の護持による、安泰を願い、加賀の白山神社から、御分霊十神を、茲にお迎えして、合祀、白山神社を建立した。
以来、付近に頻発した、五百、八百戸と、焼失の火災を始め、橋南一体を、灰土と化した、大火にも、氏神の加護で、当町内は類焼を、免れていたことは、余りにも有名で、火除けの神とも仰がれ敬神の念いよいよ篤く。昭和二十三年の福井大震災で、荒壊した、境内も、三年後、盛大に修復報告祭を行い、父祖より受け継ぐ、春秋二回の祭事は、厳粛に取り行われている。
尚、祭神は、荒神と畏れられ、境内に神々の声が満ちていると伝えられている。現在、火除けの神と汎く、知られ、遠来の崇敬者も多い。
石坂上町々内会・石坂中町々内会

足羽山東山麓に鎮座する毛谷黒龍神社境内の参道入口。左手は毛谷黒龍神社、社務所。

参道

境内

神額

白山神社からの御分霊十神を祀る石祠

やや剥落の進んだ笏谷狛犬。拡大写真はこちら。
(万延元年(1860)庚申中秋建立)

石祠の縁に乗る笏谷狛犬

相方がおらず一体のみの笏谷狛犬